識者3人がキャロウェイ「パラダイム Ai SMOKE」シリーズの進化を語る【FW・UT・アイアン編】
【スポナビGolf】
フェアウェイウッドは前作よりやさしさが向上!3人が「7番」に注目する理由は
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小倉:実際に皆さん打ってみてフェアウェイウッドの進化を感じましたか?
鶴原:フェアウェイウッドもフェースの設計はAIによる「Ai スマートフェース」でしょ。試打しているときにヒールに近いところに当たったショットがあったのですが、言わなければ分からない、周りにバレないくらいの球が出るからびっくりしています(笑)。
小倉:安定感は間違いなく上がった感じがする。
鶴原:前作よりやさしくなった感じがする。フェアウェイウッドもジェイルブレイク無いんでしょ。
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あと、前作のトリプルダイヤモンドの3番・5番はカチャカチャ(弾道調整機能)が付いていました。今作は3番はカチャカチャが残っていますが、5番は接着になっているのですっきりしていて構えやすいですね。
鶴原:今回はトリプルダイヤモンドに7番ウッドもラインナップされていますよね。
石井:すごく嬉しいです。前作のトリプルダイヤモンドのTOURバージョンを打たせてもらったときに引っかからなくてよかったんですよね。これなら220ヤードを上から攻められる。これはアリですね!
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小倉:形状的にはそこまで差はないですよね。
鶴原:MAXとMAX Dは構えても違いが分からないくらいそっくりです。
石井:MAX Dはちょっとつかまるのが打って分かりますね。
小倉:言いかえると打つまで分からない。顔がきれいです。上から見るとMAX Dの方がちょっとアップライトかなというくらいの感じです。
鶴原:ソールしても別にMAX Dだからって左を向くわけでもないですしね。
小倉:比較すればなんとなく形が違うというのはあるにせよ「どっちがつかまるモデル」と言われるとどっちだろう?という感じですよね。いい顔になっていますよ。
鶴原:球は高く上がるし、初速は出しやすいし、オフセンターにべらぼうに強い。いいモデルですね。
石井:3番ウッドを試打したのですが、データはもはやドライバーでした。地面から打った数値がドライバーの数値かなと思うくらい、距離もスピン量も初速も出ましたね。
鶴原:他社だとチタンのものなどが最近出ていますけど、これを打つとチタンでなくてもここまでできちゃうと思ってしまいました。
小倉:自分は最近ショートウッドを多用しているんですよね。ローグSTは9番と11番を買ったし、パラダイムは7番とHEAVENを買って実験しました。ただ、今回は7番・9番・11番は改めてこのモデルで打ってみたいとすごく感じます。
特に7番ウッドがスタメンに入って非常に多用しているので、ここまでミスに強くなるならもう一回作り直したいなぁ。
鶴原:どのモデルの7番?
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鶴原:下の9番・11番も視野に入ってるんだ。
小倉:9番はまだシャフトを探して、抜いたり挿したりしている状態です。9番は自分くらいのヘッドスピード42〜43m/sくらいの人でしっかり自分のタイミングが取れるものが見つかるとものすごく便利。190ヤードくらいがほとんどグリーンにドンで止められるので。
石井:実際に本当に落下してドンと止まりますからね。
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石井:普段のゴルフ場なら今はAPEX UWを使っていてそれで問題はないんですが、冬や速度が落ちてくるときとかは高さが出しきれなくて止まらないことがあるので、そういう時に7番ウッドを持っておきたいです。
鶴原:そういう声があるから、今回からトリプルダイヤにも7番ウッドが出るんでしょうね。
ユーティリティとアイアンは選び方が難しい!?
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石井:打感、打音が前作のパラダイムと全然違いますよね。
鶴原:すごくぐしっとするねっとり系というか。
石井:多分好みだと思うんですよ。鶴さんは好きと言っていたけど、僕は最初の印象としては「うん?」と思ったんですよ。もう少しキーンとして欲しかったなって。
鶴原:断然僕はこの打感の方が好き。
石井:フェースに乗ってグシャッとつぶすような感じはこっちの方が良いですね。
鶴原:キャロウェイのユーティリティってオフセットがついてるモデルが多かったけど、オーソドックスなタイプになっています。
小倉:FP値はその時から比べるとだいぶ出た感じがしますね。それは前作でも同じ部分ではありますけど。
鶴原:これが構えやすい、打ちやすいという人は多いんじゃないかなと思う。日本のゴルファーはこういうタイプの方が好きですよね。
小倉:馴染みがありますよね。
鶴原:これすごく飛ばない?ちょっとびっくりするくらい飛ばない?スピン量まではっきり見えてないから分からないけど、えらい飛ぶよね。
石井:あまり引っかからなかったです。ユーティリティってつかまるイメージがあって僕はAPEX UWを使ってますけど、Ai SMOKEなら全然いけるんじゃないかと思います。
鶴原:むしろ逆に「飛びすぎ注意」かな。
石井:ロフト多めから試したほうがいいですか?
鶴原:多めで考えてもいいかもしれないです。
石井:そうすると長さが短くなってより鶴原さん理論的には打ちやすいってことですよね。
鶴原:打ちやすくなるからいいんですけど。
小倉:あと、ユーティリティだけネーミングの流れが変わりますよね。
鶴原:それがややこしい(笑)
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石井:あとはAi SMOKE HLですね。HLはハイローンチの意味です。HLとスタンダードのロフト設計は同じ21°だけど球はHLの方が上がります。HLの方が0.5インチ長いので、高さを出しやすいです。
小倉:半インチというと、アイアンで1番手違いますからね。
鶴原:ヘッドの構造自体も少し違っていて、スピンが入るようになってるんじゃないかな。
石井:見た目からはそんなイメージはないですね。
鶴原:ドライバーからフェアウェイウッドを選んで、ユーティリティはどれを選ぶかってなると難しいよね。
小倉:MAX FASTはそのままの流れでいいですけど。
石井:トリプルダイヤモンドなどを使っている人は場合によってはAPEX UWを使ったり、Ai SMOKEのスタンダードを選んだりという選び方ですよね。MAX Dを使っている人はスタンダードとHLでどちらを選ぶか悩ましいですよね。
小倉:HLがつかまるわけでもないですからね。
石井:アウトサイドイン気味に打つ方でこすれてつかまらないなら、つぶす分だけ低く出やすいので高く上がるHLという選び方もあるかもしれないです。
小倉:一方で、スタンダードが短くてミート率を高めるという考え方もあるので、難しくなりますね。
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石井:この組み合わせをしていくのはいいですね。
小倉:ユーティリティはそうかもしれないですね。
鶴原:ユーティリティも同じドライバーの流れでカーボンシャフトはあるんですけど、標準で打ちやすかったです。
石井:重さがちょっと軽くて、球を拾ってくれそうな顔の感じがいいですね。
鶴原:フェアウェイウッド・ユーティリティ・アイアンもとにかく飛ぶよね。
石井:見た目変わってないからそこまで変わってないんじゃという先入観がちょっとあったけど、実際に打って数値をとったらびっくりしますね。
鶴原:スピンも入りつつ飛んでいる感じ。
石井:スピンが入っているのに初速が出るので、不思議な感覚になりますよ。
鶴原:こういう番手でも飛ばしたい人はたくさんいると思うので、ぜひ一度打ってみてもらえればと思います。
小倉:ドライバーもほしいけど、ラインナップが多いからね。自分のお財布と相談しないと(笑)。
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