大阪体育大学ハンドボール部女子インカレ10連覇祝賀会

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インカレ10連覇祝賀会 大阪体育大学ハンドボール部女子が開催

 ハンドボール部女子のインカレ10連覇をたたえる優勝祝賀会が1月6日、大阪市北区のウェスティンホテル大阪で開かれ、大学やハンドボール関係者、卒業生ら約300人が参加した。
 ハンドボール部女子は昨年11月、北海道函館市で開かれた高松宮記念杯女子第59回全日本学生ハンドボール選手権大会で、史上最多の連覇記録を更新する10大会連続11回目の優勝を果たした。楠本繁生監督が日本代表監督を兼任。11~12月の世界選手権では卒業生14人と現役の石川空選手(体育学部3年)が代表選手(20人)に選ばれた。
 1日に発生した能登半島地震では、富山県氷見市の自宅が被災した部員もおり、祝賀会ではそれぞれのあいさつの冒頭で、犠牲者への哀悼の言葉や、被災者への見舞いを述べたうえで進められた。
 会は田中良コーチが司会を務め、原田宗彦学長は「10連覇は競技力と部のマネジメント力が表裏一体となって達成されたものです。監督、部長、コーチ、男子チームなど皆様のチームワークの成果であり、大学も100%バックアップしてきました」と、野田賢治理事長は「11回の大学日本一を達成した部員の皆さん、日本代表との二足のわらじで大学を指導した楠本監督、さらに選手を支えてこられたご家族の皆様にお礼を申し上げます」とあいさつした。
 日本ハンドボール協会・宮本英範専務理事、関西学生ハンドボール連盟・加納庸光理事長(関西学院大学ハンドボール部総監督)が祝辞を述べ、宮本専務理事は「新日鉄釜石、神戸製鋼ラグビーは7連覇、帝京大学ラグビー部は9連覇。4年ごとに学生が入れ替わる大学スポーツでは、言葉に言い表せないほどの偉業」とたたえた。
 また、指導者表彰として、いずれも本学の卒業生で、全国高校選抜大会優勝の北陸高校・福村正巳監督、全日本高校選手権大会優勝の香川県立香川中央高校・田中潤監督、全国中学校大会優勝の大阪体育大学浪商中学・吉本遼監督に、宍倉保雄本学ハンドボール部前部長から表彰状などが贈られた。
 この後、女子部員全員が登壇し、藤井愛子主将が「主将としてチームメートに迷惑をかけることもあったが、チームメート、友人、先生方、家族に支えられ、感謝の気持ちでいっぱいです。後輩には、自分たちの色をしっかり守って新しい大阪体育大学ハンドボール部を作ってほしいと願っています」とあいさつした。
 楠本繁生監督は「大学に来た14年前、インカレ決勝で後半に8点差を追いつかれ、延長で負けたのが私のスタート。自分は(連覇などで)いい思いをしていると思われているかも知れませんが、苦しいです。それでも、学生たちに支えられてやっています」と時折、声を詰まらせながらこれまでを振り返り、「日本のハンドボールにいろんな発信をしたい。勝ちながらみんなから認めてもらい、刺激になるチームを目指しています」と話した。
 最後に小林博隆部長が閉会の辞を述べ、全日本インカレで3位となった男子に参加者全員から盛大な拍手が送られ、閉式した。

インカレ10連覇を達成したハンドボール部女子 【大阪体育大学】

時折声を詰まらせてあいさつする楠本繁生監督 【大阪体育大学】

チームを代表してお礼の言葉を述べる藤井愛子主将 【大阪体育だ楽】

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