今年も3歳牡馬が有力か!? 有馬記念を分析する
【Photo by JRA】
3歳が強く、6歳以上は不振
■表1 【有馬記念の年齢別成績、過去10年】
1番人気の3歳馬は3戦3勝
■表2 【有馬記念の3歳馬人気別成績、過去10年】
古馬は前走JCか凱旋門賞か天皇賞(秋)
■表3 【有馬記念の4歳以上・前走レース別成績(一部)、過去10年】
前走JC・凱旋門賞・天皇賞(秋)組も人気馬が強い
■表4 【4歳以上の前走JC・凱旋門賞・天皇賞(秋)組の人気別成績、過去10年】
【結論】
今年も3歳牡馬に注目!
タスティエーラとソールオリエンスのクラシック成績はほぼ互角。優劣をつけるのは本当に難しいが、菊花賞で2着と先着し、上がり3ハロンも上回っていたタスティエーラを一応上位に取る。また、有馬記念で3歳馬が複数頭出走した場合は、たいてい人気上位の馬が先着している(23年は1番人気イクイノックスが1着、6番人気ボルドグフーシュが2着)という傾向もあるので、実際の人気を見てからまた考えてみたい。
4歳以上の馬は前走JC3着のスターズオンアース、凱旋門賞4着のスルーセブンシーズ、天皇賞(秋)2着のジャスティンパレスと、主要の3路線から有力馬が出てきた。レース当日の人気はどうなるかわからないが、いずれの馬もある程度支持を集める可能性が高そう。よって、この3頭が有力な相手候補だ。
ライタープロフィール
小田原智大(おだわら ともひろ)
1975年6月、東京生まれ。早稲田大学商学部卒業後、業界紙記者を経て、(株)レイヤード入社。ライター&エディターとして活躍。JRA-VANデータの配信初期から、いち早くデータ競馬の有効性に着目する。05年5月より「競馬 最強の法則WEB」にて、障害戦を除く全重賞レースの傾向と対策、予想を展開。「オッズパーク ダートグレードデータ作戦」では、地方競馬の重賞の攻略にも取り組んでいる。仕事の関係でなかなか競馬場には行けなくなったが、年に1、2回行くローカル遠征が楽しみ。
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ