弾道のイメージを持っている人におすすめ!ダンロップ「ゼクシオ X アイアン」(2023年発売モデル)

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クラブフィッターの小倉勇人さんに、ダンロップ2023年最新「ゼクシオ X アイアン」の特徴や試打した印象について詳しく解説していただきました。

ゼクシオ X アイアンの特徴と性能

ゼクシオ X ブランドでは3代目になります。かつて通常のゼクシオ アイアンよりも少しアスリートに向けのゼクシオ フォージドというアイアンがありましたが、「ゼクシオ X ブランド」が生まれたことによりゼクシオ Xのアイアンとして統合されました。

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3ピース複合構造でさらに低重心化され、前作に比べると球が上がりやすくなっています。#7のロフトが28.5°で前作より0.5°立って球がより上がりやすくなった印象です。メーカーが前作よりもロフトの設定値を立てたというのは、クラブとしての性能が高くなった証拠だと思います。

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私はシャフトが結構変わった印象を受けました。わりとシャキッとしているシャフトは前作のXにもついてましたが、今作のMiyazaki AX-3(カーボンシャフト)はより剛性感が上がり、しなりは感じるが潰れすぎない、ビュッと走るような動きもありません。いい意味でパワーを抑制してくれてミートしやすい感じがします。

人によっては仕事をしないと感じるかもしれませんが、ある意味余計なことをしないシャフトなので、しっかり振っていけていろいろなこともできる印象です。

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一番気に入ったのはかまえたときの「顔」です。前作もシャープな顔でしたが、よりシャープさと操作性を感じるきれいでかまえやすいヘッド形状をしています。

ゼクシオ X アイアンを試打した印象

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実際に打ってみると球は上がります。同時に発表されたゼクシオ13 アイアンは#7で28°ですが、高さはほとんど変わらないというか、場合によってはゼクシオ X アイアンの方が上がるときがありました。ゼクシオ13よりゼクシオ X アイアンの方がスピンが入り、高さも出て狙えるクラブになっている印象です。

より球が上がりやすくなったというのが進化を感じる部分で、クラブとして非常にいいところだと思います。そこをゴルファーがどう捉えるかというところで、このアイアンの評価は変わってくるでしょう。

ゼクシオ X アイアンのおすすめユーザー

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やはり曲がらないアイアンというのはゴルファーが求めているものでもあります。フィーリングやボールを止めるための一定のスピンと高さなど、狙うための性能が詰め込まれたのが今回のゼクシオ X アイアンという印象です。

ぜひ皆さんにも打っていただきたいです。このクラブを扱いやすいと感じるのか、もう少しなにかして欲しいと思うのかで、よりクラブの好みは変わってくるでしょう。このクラブが扱いやすいと感じたら技術を持ったアスリートゴルファーだと思います。

上達したいと考えている人もそうですが、ある程度自分で操作したいとか自分で弾道のイメージを持っている人におすすめしたいアイアンです。

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ゼクシオのアイアンをチェック

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※本記事はスポーツナビが独自で企画したものです。記事内の商品選定や評価はスポーツナビまたは出演者の方の判断にもとづいています。記事内で使用している商品画像はメーカーから画像・サンプルをお借りした上で使用、撮影しています。
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著者プロフィール

ゴルフメディアで活躍する識者たちが、人気のギアを徹底解説! ドライバーからアイアン、パターといったクラブ一式はもちろん、シューズやウェア、距離計など、ゴルファー必須のあらゆるギアをご紹介していきます。

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