「魚肉ソーセージは添加物が多いから体に悪い」ってホント?管理栄養士の回答は

MELOS -メロス-
手軽に美味しく食べられることから人気の魚肉ソーセージですが、一部で「添加物が多いから健康に悪い」という噂が。これって本当なのでしょうか? 健康検定協会理事長で管理栄養士の望月理恵子先生に聞いてみました。

【melos】

魚肉ソーセージは健康に悪い?

過剰摂取しなければ、大きな健康被害につながるとは考えにくいです。

添加物や塩分を含んでいる魚肉ソーセージの場合、1日2本以上を毎日食べるなど、食べ過ぎによる健康被害(発ガン性や死亡リスクを上げるなど)が発生する可能性があるため、「健康に悪い」と言われることもあるかもしれません。

魚肉ソーセージに含まれている添加物
「添加物が多いから健康に悪い」という説はどうでしょう。魚肉ソーセージには、以下などの添加物が含まれていることが多いです。

・リン酸ナトリウム
・亜硝酸ナトリウム
・着色料

添加物自体には、発ガン性やアレルギー発症などの懸念があります。

しかし、日本で製造・販売されている添加物入りの食品の適量摂取であれば危険性はないと言えます。添加物の使用量などは食品衛生法によって厳密に管理されているためです。

そもそも、添加物は悪者になりがちですが、栄養成分の保持・味や香りの向上など、メリットがあるからこそ使用されています。根拠のない情報に惑わされることなく、正確な知識を身に付けましょう。

「魚肉ソーセージは食べてはいけない」はウソ!

「魚肉ソーセージを食べてはいけない」という噂は、間違いだと言えます。食べたからといって必ず健康被害があらわれるものではありません。

このような極端な噂は、「添加物や塩分は健康に悪い」というイメージが出回ったからではないかと考えられます。確かに、過剰摂取は健康被害を起こす要因になりますが、適量の摂取であれば気にする必要はないでしょう。

添加物がどうしても心配な方は、合成色素ではなく、植物系色素(クチナシ、トマトリコピン)を使用しているものを選ぶと良いでしょう。

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