【フリースタイル・モーグル】悪天候でFISレース出場断念、全日本モーグルチームはワールドカップ開幕に向け技術練習に照準!

チーム・協会
 全日本スキー連盟フリースタイルスキー・モーグルチームは、2023年10月28日から11月13日まで、オーストリア・ヒンタートックスで第1次フリースタイルモーグル遠征を実施しています。本遠征は、2023/2024シーズンのワールドカップ開幕に向けた最終調整を目的としています。

ワールドカップに向けて練習に励む杉本幸祐選手(デイリーはやしや) 【写真:遠藤 尚】

 遠征初日の10月30日以降、ヒンタートックスでは悪天候が続き、十分な練習が行えない状況が続きました。特に、11月4日、5日のFISレースに向けた練習では、悪天候の影響でコースのコンディションが悪化し、選手たちは大会に向けて十分な練習ができなかったため、出場を断念せざるを得ませんでした。

大雪でエア台が埋まり、各国のコーチたちと排雪作業をしました。 【全日本スキー連盟】

 遠征中は、悪天候の影響でFISレースへの出場は断念したものの、技術練習に集中しました。具体的には、整地やモーグルコース内でターンの精度などを向上させることを目標に取り組みました。選手たちは、技術練習を通じてワールドカップ開幕に向けての準備を進めています。

担当コーチが選手一人ひとりに対して細かく技術を指導 【全日本スキー連盟】

柳本理乃選手(愛知ダイハツ株式会社スキー部所属) 【全日本スキー連盟】

松田颯選手(しまだ病院 Snow Team所属) 【全日本スキー連盟】

浅野志織選手(中京大学所属) 【全日本スキー連盟】

 練習後は滞在先でトレーニングも行っています。この日は悪天候だったため、室内でトレーニングができるところを見つけて行いました。

海外では滞在先の環境によっては思うような設備・スペースでトレーニングする事が難しい事が多々あります。限られた環境で、安全に・効率的に 【全日本スキー連盟】

 本遠征も残り約1週間となりました。選手たちは、最後まで気を引き締めて頑張り、ワールドカップ開幕に向けて万全の準備を整えます。
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著者プロフィール

公益財団法人全日本スキー連盟は、日本におけるスキー・スノーボード競技を統括すると同時に、普及・振興の役割も担う競技団体。設立は1925年、2025年には設立100周年を迎える。スキージャンプ、ノルディック複合、クロスカントリー、アルペン、フリースタイル、スノーボードの6競技において、世界で戦う選手たち「SNOW JAPAN」の情報や、FIS(国際スキー・スノーボード連盟)ワールドカップなどの大会情報をお届けします。

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