【スノーボード】シーズン開幕!スノーボードクロスチーム始動!

チーム・協会
 11月1日より、ピッツタール(オーストリア)にてスノーボードクロスチームの遠征、雪上トレーニングがスタートしました。

富士山の7合目付近でスポーツをしているとイメージしてほしい。3000mを越える高地での運動がいかに強度なものかがわかるだろう 【全日本スキー連盟】

 今回の遠征に参加する選手は各世代で活躍する7名の選手達。ワールドカップに参戦する選手ものちに合流し、新チームとして体制が始動します。

 まずは雪上の感覚を取り戻しながら、標高3000mにもなる高地への循化や時差対応など、大会の参戦に向けて準備を進めていきます。各選手の今シーズンの活躍に期待したいところです。

それぞれの課題に取り組みながら雪上トレーニングに励む選手達 【全日本スキー連盟】

 国際スキー・スノーボード連盟(FIS)のカレンダーでは7月から2023/2024シーズンが始まりますが、ヨーロッパ各地で開催される大会が多いため、11月からシーズンがスタートするといっても過言ではありません。
 2週間後に行われるヨーロッパカップを筆頭に欧州各地で大会が開催され、それにともないワールドカップもスタートします。

今季ワールドカップのスケジュール 全9戦が各地で繰り広げられる 【FIS official カレンダーより抜粋】

 ここピッツタールで毎年開催されるこのヨーロッパカップは各国から多くの選手が集まりしのぎを削る、まさに"ワールドカップ前哨戦"です。

 FIS大会の開催地が多いことで試合経験をたくさん積めることや、レース競技においてアドバンテージとなる体格の大きい選手が多いことから、スノーボードクロスはヨーロッパ諸国の選手が有利だと言われることも少なくはありません。

 しかしそのなかでもワールドカップで4位という実績をもつ高原 宜希選手(Pasco SSC)や、昨年度のピッツタールで行われたヨーロッパカップで2位を獲得、今シーズンの南米選手権でも優勝した鈴木 瑠奈選手(HOUSECOM)など、世界と対等に渡り合う実力をつけてきた選手達にも注目です。もちろん上位に食い込んでくる若手選手達の可能性からも目が離せません。

 本格的なレースシーズン、雪上の格闘技がいよいよ始まります。


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著者プロフィール

公益財団法人全日本スキー連盟は、日本におけるスキー・スノーボード競技を統括すると同時に、普及・振興の役割も担う競技団体。設立は1925年、2025年には設立100周年を迎える。スキージャンプ、ノルディック複合、クロスカントリー、アルペン、フリースタイル、スノーボードの6競技において、世界で戦う選手たち「SNOW JAPAN」の情報や、FIS(国際スキー・スノーボード連盟)ワールドカップなどの大会情報をお届けします。

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