【特別コラム】スポナビ野球速報アプリ10周年記念 プロ野球10年史(後編/2019年~2023年)

スポーツナビ

2022年

2022年4月10日、「令和の怪物」ロッテの佐々木朗希が球史に名を刻む快投劇を演じた 【写真は共同】

 3年ぶりに観客数の上限が撤廃されたこの年、まず初めに球界を沸かせたのが、ロッテの佐々木朗希だった。高卒3年目で初の開幕ローテ入りを果たした「令和の怪物」は、4月10日のオリックス戦(ZOZOマリン)で「13者連続奪三振」と「1試合19奪三振」を記録した上に28年ぶり史上16人目となる完全試合を20歳1カ月での最年少で達成した。

 シーズン中、そして終盤と大きな注目を集めたのが、ヤクルトの村上宗隆だった。21歳となって迎えた高卒5年目のシーズンで序盤からアーチを量産し、夏場には史上初の5打席連続ホームランも記録した。「村神様」の言葉も大流行した中、最終的に打率.318、56本塁打、134打点の成績で史上最年少での三冠王となった。

 新時代を担う怪物が輝いた中、ペナントレースではヤクルト、オリックスがともにリーグ連覇を達成し、日本シリーズも2年連続で同じ顔合わせとなった。だが、最後に笑ったのはオリックス。前年のリベンジを果たして1996年以来26年ぶりの日本一に輝き、中嶋聡監督が胴上げ。「いい夜空でした」とのコメントを残した。

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2023年

 球春到来とともに、話題は第5回WBCに挑む侍ジャパン一色だった。栗山英樹監督がチームを率い、ダルビッシュ有がチームをまとめた中、大谷翔平が投打で躍動。ラーズ・ヌートバーという新たな役者も加わった中で試合を重ねるごとに勢いを増し、決勝戦ではアメリカ代表との“世紀の一戦”に勝利。3大会ぶり3度目の世界一に輝いた。

 その興奮冷めやらぬまま、前年の観客数に加えて声出し応援も全面解禁となったペナントレースでは関西球団が好調だった。セ・リーグでは岡田彰布新監督率いる阪神がセ・リーグ全球団に勝ち越して18年ぶりの「アレ」を達成。パ・リーグではオリックスが独走し、山本由伸が3年連続の投手四冠に輝いた中でリーグ3連覇を成し遂げた。

 阪神とオリックスはCSでも圧倒的な強さを見せ、日本シリーズで59年ぶりの関西ダービーとして対峙した。第7戦までもつれた激戦は、最終的に岡田阪神が「アレのアレ」として1985年以来38年ぶり2度目の日本一に輝いた。

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