【サーフィン】エリン・ブルックス&サミュエル・プーポが優勝!CS最終戦『Corona Saquarema Pro』
返り咲きを喜ぶイザベラ 【 WSL/Thiago Diz】
世界最高峰CT(チャンピオンシップ・ツアー)の会場でも使用されているサクアレマのプライア・デ・イタウナで『Corona Saquarema Pro』行われ、現地時間10月21日に終了した。
優勝は16歳のエリン・ブルックス(CAN)とサミュエル・プーポ(BRA)で、サミュエルはCTクオリファイも確定。
その他、残りの枠はケイド・マトソン(USA)、デイヴィッド・シルヴァ(BRA)、ウィメンズはイザベラ・ニコルス(AUS)が獲得した。
エリン・ブルックスが初優勝
8.67を出したエリンのターン 【WSL/Daniel Smorigo】
メンズ、ウィメンズ共にQFからスタートした。
ウィメンズはエリン・ブルックス(CAN)とCTクオリファイを決めているソフィー・マカロック(AUS)がファイナルに残り、ソフィーが先行した。ロースコア勝負で最後まで読めない展開の中、ラスト5分にエリンが5.00を出して逆転に成功。
更に残り1分を切ってからワイド気味のレフトにテイクオフ、深いボトムターンから大きなターンをメイク。1マニューバーで8.67のハイスコアを出してトータル13.67で初優勝を決めた。
まだ16歳のエリン 【WSL/Thiago Diz】
まだ16歳、CS最初のシーズンで優勝を決めてしまったエリン。
ランキング9位でCTクオリファイを逃したが、カナダの天才は確実に成長している。
サミュエル・プーポが今季2勝目
このターンで勝利を決めたサミュエル 【WSL/Daniel Smorigo】
クオリファイの可能性があったマイケル・ロドリゲス(BRA)、マルコ・ミグノー(FRA)はQFで敗退してチャンスを逃してしまった。
ファイナルの序盤はミドルスコア勝負で拮抗していたが、ミゲルはライトの波で速いファーストセクションを抜けた後、カービング。掘れてきたセクションでパワフルなスラッシュ、大きなスプレーを上げて自国のファンを魅了。8.00をスコアしてトータル14.17で圧勝。
ゴールドコーストでの優勝に続き、今季2勝目を決めてブラジルのアーティストがデザインしたPB Artsの貴重なトロフィーを手に入れた。
兄ミゲルに担がれるサミュエル 【WSL/Thiago Diz】
PB Artsデザインのトロフィーを手に入れたサミュエル 【WSL/Thiago Diz】
サミュエルは2023年CTのミッドシーズンカットでCS落ちになった選手。
早くも返り咲きを果たした。
1位 サミュエル・プーポ(BRA)
2位 ミハマナ・ブレイ(FRA)
3位 クロスビー・コラピント(USA)、イーライ・ハンネマン(HAW)
5位 シオン・クロフォード(HAW)、イーマイカラニ・デヴォルト(HAW)、マイケル・ロドリゲス(BRA)、マルコ・ミグノー(FRA)
ウィメンズ
1位 エリン・ブルックス(CAN)
2位 ソフィー・マカロック(AUS)
3位 フランシスカ・ヴェセルコ(PRT)、ナディア・エロスタルベ(EUK)
5位 キラ・ピンカートン(USA)、アリッサ・スペンサー(USA)、インディア・ロビンソン(AUS)、ソーヤ・リンドブラッド(USA)
ファイナリスト 【WSL/Thiago Diz】
2024年CTクオリファイが確定
親友イーライの結果によってクオリファイを決めたケイド 【WSL/Thiago Diz】
ファイナルデー前日までにメンズ8枠、ウィンメンズ4枠が確定していたが、最後にケイド・マトソン(USA)、デイヴィッド・シルヴァ(BRA)、ウィメンズはイザベラ・ニコルス(AUS)がその枠を手に入れた。
親友のイーライ・ハンネマン(HAW)のQFの勝利によってポイント差から枠を手に入れたケイドは、「最高だね。クオリファイについて話すことはあるけど、それは想像と異なった。権利を獲得したことは感謝しているよ。イーライがあのヒートに勝つのが条件だった。彼は親友なので、応援したよ。結果、彼のおかげで獲得できたので、気分も良いね。まずはパイプのコンテストを凄い楽しみにしている。ヒートを経験したことはあるけど、良い結果を出したことはないんだ。楽しみだよ。ブラジルは楽しかったし、ファンが素晴らしいよね。今まで行った場所の中でも最高で、ここに来れて良かったよ」とコメントを残している。
クオリファイを決めたサミュエルとデイヴィッド 【WSL/Thiago Diz】
注目すべきはカリフォルニアのサンクレメンテ勢の強さで、コール、クロスビー、ケイド、ソーヤと4名がCT入りを果たしている。
クロスビーの兄、グリフィンも含めると5名が2024年のツアーを回ることになる。
2024年のCTスケジュールはすでに発表されており、1月29日〜2月10日にハワイのパイプラインから開幕する。
2023年CS最終ランキング
1位 コール・ハッシュマンド(USA)
2位 サミュエル・プーポ(BRA)
3位 ジェイコブ・ウィルコックス(AUS)
4位 クロスビー・コラピント(USA)
5位 イーライ・ハンネマン(HAW)
6位 イーマイカラニ・デヴォルト(HAW)
7位 フレデリコ・モライス(PRT)
8位 ジェイク・マーシャル(USA)
9位 ケイド・マトソン(USA)
10位 デイヴィッド・シルヴァ(BRA)
ウィメンズ
1位 インディア・ロビンソン(AUS)
2位 サリー・フィッツギボンズ(AUS)
3位 ソーヤ・リンドブラッド(USA)
4位 アリッサ・スペンサー(USA)
5位 イザベラ・ニコルス(AUS)
WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/
(空海)
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ