横浜F・マリノス相手に4ゴール!ACL初出場初勝利の仁川ユナイテッドが試合後に語ったこととは

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試合後、ファン・サポーターと記念写真を撮る仁川の選手・スタッフ 【写真提供=仁川ユナイテッド】

9月19日、日本の横浜国際総合競技場でAFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループG第1節の横浜F・マリノス対仁川(インチョン)ユナイテッドが行われ、仁川が4-2で勝利した。

クラブ創設20周年の節目にACL初出場を果たした仁川は前半8分にオウンゴールで先制。17分にコーナーキックから同点に追いつかれるも、37分にはFWジェルソが爆発的なスピードで横浜FMの最終ラインを突破し、DFとGKを冷静に交わして勝ち越し弾を決めた。ただ、43分に再びコーナーキックで同点弾を許し、2-2で前半を折り返した。

2度のリードをいずれもセットプレーで追いつかれた仁川だが、後半は途中出場のFWエルナンデスが存在感を発揮。後半30分、34分と連続でシュートを決め、昨季J1リーグ王者相手に記念すべきACL初勝利を飾った。

試合後の記者会見には、仁川からチョ・ソンファン監督とGKキム・ドンホンが出席した。

以下、チョ・ソンファン監督、キム・ドンホンとの一問一答。

チョ・ソンファン監督 【写真提供=仁川ユナイテッド】

―試合の感想は。

チョ・ソンファン監督「クラブ創設初のACLの舞台で大勝を収め、大きな意味があると思う。仁川のファンの皆様がアウェイまで駆け付けて応援してくださったおかげで、プレッシャーを上手く乗り越えることができて嬉しい。何より、ファンの皆様に楽しさと幸せをもたらすことができて、監督としてとても嬉しく思う」

キム・ドンホン「日本のJリーグの強豪チームとの試合だったが、緊張よりは自信があった。自信を基に選手たちがゴールをたくさん決めて、自分たちが得意とするサッカーをすることができて勝利できたと思う」

アウェイに駆け付けた仁川のファン・サポーター 【写真提供=仁川ユナイテッド】

―決定的なセーブが何度もあった。大きな試合なだけに緊張してもおかしくない状況だったとは思うが、どうやって緊張を乗り越えたのか。

キム・ドンホン「横浜F・マリノスのホームの観客が多いということで、試合前は緊張するかもしれないと思った。ACLの舞台が初めてで期待が大きかったが、期待が大きかった分、むしろ緊張がなくなった。相手が強いチームであるだけに、自分がやりたいプレーを全部やってみようと思ったのが、何度かのセーブにつながったのではないかと思う」

―エルナンデス選手が途中出場から2ゴールを決めた。どのような考えでエルナンデスを投入し、得点を生み出したのか。

チョ・ソンファン監督「前半はカウンターと守備の後方のスペースを活用して得点したが、リードした状態で連続で同点ゴールを献上した。ただ、選手たちが折れない気持ちで勝ち抜いたと思う。再度反撃するために、後半はスピードがあり、ソロプレーができる選手を投入しようという考えがあり、エルナンデスをはじめとする選手たちを投入することになった」

エルナンデス 【写真提供=仁川ユナイテッド】

―監督は横浜FCが横浜F・マリノスを破ったのを見て驚いたと言っていたが、横浜FCにインスピレーションを得て試合を準備したのか。

チョ・ソンファン監督「横浜FCをベンチマーキングしたわけではない。横浜F・マリノスがここ数試合で結果を出せていなかったのを見たが、Kリーグで我々の選手が得意とするプレーを横浜F・マリノス相手に展開しようとした。我々仁川の分析とコーチングスタッフの相談の下、緻密に準備した点が主だったと思う」

―勝利をお祝いしたい。今回の勝利はどれほど重要なものだろうか。そして、(今回の勝利が)ベスト16進出に向けてどれだけ重要な結果となると思うか。

チョ・ソンファン監督「今回の試合は、シーズンの最初に立てた目標(Kリーグ、ACL、FAカップ)を続けていくための過程の一つだ。今回の勝利は我々にとって大きな意味がある。すぐに江原FCとのKリーグのアウェイゲームが控えている。今回の勝利は、アウェイゲームではあったが疲労を早く回復できる滋養剤となりそうだ。残りのACLグループステージの試合も最後まで最善を尽くして準備し、良い結果を得られるようにしたい」

【文=ピッチコミュニケーションズ】
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著者プロフィール

アジア初のプロサッカーリーグとして1983年に創設。現在はKリーグ1(1部リーグ/12クラブ)、Kリーグ2(2部リーグ/13クラブ)で構成。 最新ニュースはもちろん、ACL出場クラブや日本人選手たちの活躍なども紹介していきます。

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