性能を理解して使うとやさしい1本!ブリヂストン「233HF アイアン」

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クラブフィッターの小倉勇人さんに、ブリヂストン最新「233HF アイアン」を試打していただき、その特徴やおすすめユーザーについて解説していただきました。

233HFアイアンの性能と特徴

ブリヂストンのアイアンは「221CB アイアン」「222CB+ アイアン」が売れているのですが、「213HF アイアン」という飛び系アイアンもありました。このアイアンも割と好調で売れてはいましたが、221CBシリーズのアイアンが好調で完全に影に隠れている状態だったのです。

今回は、その「213HF アイアン」をモデルチェンジした「233HF アイアン」が発売されました。

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前作の「213HF アイアン」はキャビティ構造でしたが、今回の「233HF アイアン」は中空構造になりました。

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中空構造になったのは、どうしても飛び系アイアンの長い番手はバックフェース後方が構えたときに、ブレードの後ろ側が見えてしまうのが気になるという意見があったからだそうです。

結果的に中空構造になったことで、より中にいろんな素材を詰められるようになりました。打点に近い下部にはポリマーを充填してソフトな打感を追求し、上部には比重1/3の発泡ポリマーを充填することで軽量化し、低重心を追求する仕様になっています。

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さらに「タングステンウェイト」を入れた、ブリヂストン独自の技術である「サスペンションコア」も搭載しています。こういうテクノロジーをしっかり詰め込み打感・初速を追求したアイアンになっています。

「233HF アイアン」のロフト設定は7番で28°です。飛び系アイアンとして考えるとそこまで立ってないという感じるかもしれませんが、飛距離性能は非常に高くできています。

233HFアイアンを試打した印象

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アスリートが使うことを前提にした設計になっているのかなと感じました。

これ以上にロフトを立てると、あまりに飛びすぎるというか、スピンがほどけすぎてしまって狙う弾道から外れてしまうのだと思いました。距離はしっかり出るけど、スピンはある程度維持してグリーンで止めさせる高さも出せる、そういうところのバランスも考えて28°にしたのではないかと。

こういうアイアンはつかまりを高めたものが多いのですが、この「233HF アイアン」は、ちょっとだけつかまるくらいで基本的に余計なことはあまりしません。

飛距離は出るしオフセンターヒットに強いけど、つかまりすぎない。この辺が上級者が使うだけでなく、ゴルフをしていた人が年齢と共にもう少し軽くてやさしく飛ばすためのアイアンとして考えて作ったのではないかと感じました。

233HFアイアン おすすめユーザー

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右のミスがとにかく嫌だという人にとってはもう少しつかまるアイアンの方がやさしく感じるかもしれません。ただ、安定して飛ばす技術はしっかり詰まっているので、自分のスイングに対して逆らわずに球を飛ばしたい、安定したいという人には良いと思います。

補正能力と自分のスイングで調整して真っ直ぐ行く場合とうまくいかなかった場合で両方散っちゃう人がいます。安定して右側に球で抑えていきたいのであれば、こういうアイアンの方がやさしく感じるでしょう。

ゴルフはどういった球を打ちたいか、どういうゴルフをしたいか明確になればなるほど道具が大事になります。そこでしっかり自分のスイングを理解した上でやさしく飛ぶアイアンはないかと考えると、こういう「233HF アイアン」のようなクラブになるのではないでしょうか。

誰にでもやさしいというクラブではないけど、性能を理解して使うとやさしい。それが「233HF アイアン」だと思います。

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ブリヂストンのアイアンをチェック

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※本記事はスポーツナビが独自で企画したものです。記事内の商品選定や評価はスポーツナビまたは出演者の方の判断にもとづいています。記事内で使用している商品画像はメーカーから画像・サンプルをお借りした上で使用、撮影しています。
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著者プロフィール

ゴルフメディアで活躍する識者たちが、人気のギアを徹底解説! ドライバーからアイアン、パターといったクラブ一式はもちろん、シューズやウェア、距離計など、ゴルファー必須のあらゆるギアをご紹介していきます。

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