セレッソ大阪【J1リーグ第22節 C大阪vs.FC東京】目標のトップ3、上位へ向かうためにも求められる勝点3。新たな攻撃陣の躍動に期待

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【CEREZO OSAKA】

120分+PK戦の激闘となった天皇杯ラウンド16・湘南ベルマーレ戦から中3日。セレッソ大阪は、舞台をJ1リーグに移し、FC東京との明治安田生命J1リーグ第22節に挑む。現在、リーグ戦では5位につけるセレッソ。目標のトップ3へ向け、ここからの13試合は一戦必勝の試合が続く。まずはホームで迎える再開初戦に勝利し、上位を追撃したい。

天皇杯の湘南戦は、ショッキングな結末となった。開始早々に先制される苦しい展開も、選手交代や布陣変更などで打開を試みると、後半アディショナルタイム、カピシャーバが獲得したPKをレオ セアラが決めて同点に追いついた。タイトルへ向けて執念を見せると、延長戦では再びセアラに決定機が訪れたが、ここはGKに防がれる。勝負の行方はPK戦に委ねられた中、奮闘を見せたのがGKヤン ハンビン。相手のシュートを2本止めるなど勝利をグッと手繰り寄せたかに見えたが、最終的には4-5で敗戦。「3つ目の星を刻む」目標はラウンド16で潰えることになった。試合後、小菊昭雄監督は唇をかみしめ、「残りリーグ戦13試合、目標を達成するために気持ちを切り替えて向かっていきたい」と話した。今季、残された最後の大会、明治安田生命J1リーグへ全員で気持ちを集中させ、今節に臨みたい。

【CEREZO OSAKA】

対するFC東京は、今季はシーズン途中で監督交代を行った。第18節から、かつて清水エスパルスやモンテディオ山形で指揮を執ったピーター クラモフスキー監督が就任。初陣となった名古屋グランパス戦に2対0で勝利すると、そこからリーグ戦では2勝1分1敗。一定の立て直しには成功したと言える。監督交代により変化した部分は、より球際への圧力が増したこと、攻撃に縦への速さが生まれたことだ。パスでつなぐ部分にもこだわりを見せていたアルベル前監督に対し、クラモフスキー監督はダイレクト志向が強く、ボールを奪ってからシュートに至る時間も短縮されている。セレッソとしては、相手の球際に負けず、鋭いカウンターには十分警戒したい。その一方で、相手のDFラインは高い傾向にある。背後をうまく突き、ゴールへの道筋を描いていきたい。失意の天皇杯から気持ちを切り替えて臨む今節。毎熊晟矢は、「まだリーグ戦のタイトルやACL出場という目標は終わっていない。次はそこへ向けてやるしかない」と決意を話す。今節はレオ セアラが累積警告で出場停止だが、渡邉りょうや柴山昌也のJ1デビューも期待される。上門知樹、北野颯太を含めた新たな攻撃陣がどのように躍動するか。期待をもって見ていきたい。

【CEREZO OSAKA】

敗れたとは言え、天皇杯ラウンド16のスタジアムの雰囲気は素晴らしかった。チームを、選手を鼓舞する空気に満ち溢れ、時間の経過とともに一体感で包まれた。“ヨドコウデビュー”を飾った渡邉も「いいスタジアムだと感じました。サポーターとの距離も近いですし、応援がダイレクトに伝わってきます」と明るい表情で話した。今節も、舞台は聖地・ヨドコウ桜スタジアム。チケット完売となった前節の浦和戦に続き、今節も多くの観客数で埋まることが予想されている。“天皇杯ショック”を吹き飛ばし、リーグ戦で上位に向かうためにも、スタジアムに集う全員の力で勝点3をつかみたい。
(文=小田尚史)
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