ヤンマースタジアム長居に3万2千人を超える大観衆が集まった真夏の夜の夢。「Paris Saint-Germain JAPAN TOUR 2023」セレッソ大阪vsパリ・サン=ジェルマンFCの一戦は、3-2でセレッソが逆転勝利。リーグ・アン(フランス)連覇中の世界的ビッグクラブから大きな一勝をつかんだ。前半、セレッソは前から果敢にボールを奪いにいく姿勢を見せると、6分、相手のミスを誘ってCKを獲得。ジョルディ クルークスが鋭いボールを入れてチャンスを作る。ただし、そこからは相手の巧みなボールポゼッションに対し、セレッソは徐々にプレス位置が後退。守備ブロックを落としつつ、コンパクトな陣形で対応すると、大きなピンチもなくしのいでいたが、17分に失点。PSGのカウンターを受けると、最後は自陣右サイドから入れられたクロスに相手のワントップ、ヒューゴ エキティケにCBの背後を取られ、決められた。それでも、この失点で怯まず反撃に出るセレッソは、21分、山中亮輔のフィードからレオ セアラが抜け出しチャンス。ここはDFにシュートを防がれたが、続く22分、同点に追いつく。GKヤン ハンビンのロングキックに対し、PSGのCBの2人が重なり、処理をミス。この隙をクルークスが逃さず、ボールを奪って前に運び、左足で強烈なシュートを決めた。勢いに乗るセレッソは、29分にも決定機。上門知樹がプレスでボールを奪い、セアラがドリブルでもち運びシュート。ただし、ここはGKの好セーブに遭い、ゴールならず。