成田美寿々&二所ノ関親方「コレができれば80台!!」⑫ パッティング
【スポニチ】
“ゴルフジェンヌ”成田美寿々がパッティング精度アップのコツを解説
二所ノ関親方 大嫌いです(笑い)。どういう点に気をつければいいのか分からずに打っているので、今回はぜひ大切なポイントを教えていただきたいです。
成田 パッティングで大切なのは距離感とラインの読みです。あとはそのラインに対してフェースを向けてリズム良く打つことが大事なポイントです。親方のストロークを見ると、あまりリズムが良いとは言えませんね。
二所ノ関親方 確かにスムーズにヘッドを上げていない気がします。
成田 パッティングの際、ショットのようにワッグルをする人はいませんよね。言わば静から動への動きになります。それって結構難しいんです。スムーズにストロークしたいなら、自分でリズムをつくるべきでしょう。
二所ノ関親方 どのようにつくるんですか?
成田 私はイチがアドレス、
アドレスをイチでスタートする 【スポニチ】
テイクバックがニー 【スポニチ】
ダウンスイング以降がサーン 【スポニチ】
二所ノ関親方 面白いですね。そんな発想はなかったです。
成田 ただ、親方の場合、打ち終えた後も問題です。カップを外すときに多く見られますが、打った瞬間に歩き出しています。それだとフィニッシュがとれません。
二所ノ関親方 パッティングにもフィニッシュがあるんですか?
成田 もちろんです。フィニッシュを意識することで、下半身が動かなくなり、フェースの芯でヒットする確率も上がりますからね。それでは1球打ってみましょう。
二所ノ関親方 リズムを意識しながら、フィニッシュをしっかり取るんですね。おおっ、今までずっとショート気味が多かったのに、カップをオーバーしましたよ。
フィニッシュをつくった途端、距離感が合うようになった二所ノ関親方 【スポニチ】
二所ノ関親方 なるほど。それは使えそうですね。あとラインの読み方も分からないので教えてください。
成田 基本的な読み方としては、まずグリーンに上がる前に全体の傾斜を見て、どこが一番高いのかを確認します。その後グリーンに上がってから上り、下りを確認して距離感をつくります。のぼりなら強めに打つし、下りなら弱めに打ちます。さらに、下りなら大きく曲がり、のぼりならそれほど曲がらないので、それも加味してラインをイメージすると、距離感とラインが合ってくるようになります。
(取材協力・大利根カントリークラブ)
◆成田 美寿々(なりた・みすず)1992年(平4)10月8日、千葉県市原市生まれの30歳。小学6年でゴルフを始め、拓大紅陵高入学後本格的に取り組む。10年関東ジュニア優勝。日体大を経て13年プロテスト合格。日本女子プロゴルフ協会新人賞、日本プロスポーツ新人賞受賞。13年富士通レディースでツアー初優勝。14年ワールド・サロンパス・カップなどツアー通算13勝。
◆二所ノ関 寛(にしょのせき・ゆたか=元横綱・稀勢の里、本名萩原寛)1986年(昭61)7月3日生まれ、茨城県牛久出身の37歳。02春場所で初土俵を踏み17歳9カ月で新十両。18歳3カ月で新入幕を果たし11年九州場所後に大関昇進。17年初場所後に横綱昇進。19年初場所限りで引退。幕内優勝2回。現役時代からゴルフに親しみベストスコアは73。
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