プロのフェアウェイキープ率が高いのは『ボールを曲げて打つ』から!?
【(c)イラストAC】
プロゴルファーってどうしてあんなに高いフェアウェイキープ率を維持できるのでしょうか。
そこには我々アマチュアが真似できない技術があるのはもちろんですが、いっぽうでは真似できそうなマネジメントも含まれているようです…。
そこには我々アマチュアが真似できない技術があるのはもちろんですが、いっぽうでは真似できそうなマネジメントも含まれているようです…。
プロゴルファーのフェアウェイキープ率は70%越えも!
今年のラウンドでの私のフェアウェイキープ率は今のところ40%です。
いっぽうプロゴルファーのフェアウェイキープ率は70%越えも珍しくありません。
なかには80%近いフェアウェイキープ率を誇る女子プロもいます(私と同じくらいのヘッドスピードなのに…)。
プロゴルファーは10球打ったら7~8回はフェアウェイをとらえて、のこりの2~3球もフェアウェイからすこし逸れた地点のラフにボールが止まっていることがほとんど。
我々アマチュアのようにフェアウェイを外すどころか斜面や崖下、OBゾーンにボールを打ち込む…なんてことはほぼほぼ皆無です。
なんともうらやましい限りです。
いっぽうプロゴルファーのフェアウェイキープ率は70%越えも珍しくありません。
なかには80%近いフェアウェイキープ率を誇る女子プロもいます(私と同じくらいのヘッドスピードなのに…)。
プロゴルファーは10球打ったら7~8回はフェアウェイをとらえて、のこりの2~3球もフェアウェイからすこし逸れた地点のラフにボールが止まっていることがほとんど。
我々アマチュアのようにフェアウェイを外すどころか斜面や崖下、OBゾーンにボールを打ち込む…なんてことはほぼほぼ皆無です。
なんともうらやましい限りです。
プロゴルファーは“持ち球”を活かしてミスの許容範囲を広げている
プロゴルファーとアマチュアでは技術力が違うからこの差は当たり前…確かにその通りです。
ただ技術力以外にもプロゴルファーとアマチュアのフェアウェイキープ率に差がつく理由があります。
プロゴルファーのドライバーショットを見ていると、ドローかフェードの“持ち球”があり、(曲がり幅こそ差があっても)意図的にボールを曲げているケースがほとんどです。
特にドライバーでストレートにボールを打っているプロゴルファーはほんのひと握りです。
ボールを曲げることがフェアウェイキープ率にどう関係するのか…。
例えばフェアウェイの幅が40ヤードのホールでのティーショット。
右打ちでスライス(フェード)系が持ち球のプロゴルファーは、フェアウェイの左(極端に言えばフェアウェイとラフの境い目)にボールを打ち出します。
そうするとボールはスライス回転で右に曲がるのでフェアウェイに着弾します。
さらに言えば、フェアウェイ左端に打ち出せば、フェアウェイの右端までは40ヤードありますから、多少のトラブル(ミスショットで曲がり幅が大きくなった、風に流された、傾斜で思いのほか転がる)があったとしてもフェアウェイキープできる可能性が高いのです(逆球が出たときは話は別ですが…。ですからプロゴルファーは逆球を出さないように細心の注意をはらっています)。
プロゴルファーは“持ち球”の曲がる方向を活かしてフェアウェイを広く使う、すなわちミスの許容範囲を広げているわけです。
ただ技術力以外にもプロゴルファーとアマチュアのフェアウェイキープ率に差がつく理由があります。
プロゴルファーのドライバーショットを見ていると、ドローかフェードの“持ち球”があり、(曲がり幅こそ差があっても)意図的にボールを曲げているケースがほとんどです。
特にドライバーでストレートにボールを打っているプロゴルファーはほんのひと握りです。
ボールを曲げることがフェアウェイキープ率にどう関係するのか…。
例えばフェアウェイの幅が40ヤードのホールでのティーショット。
右打ちでスライス(フェード)系が持ち球のプロゴルファーは、フェアウェイの左(極端に言えばフェアウェイとラフの境い目)にボールを打ち出します。
そうするとボールはスライス回転で右に曲がるのでフェアウェイに着弾します。
さらに言えば、フェアウェイ左端に打ち出せば、フェアウェイの右端までは40ヤードありますから、多少のトラブル(ミスショットで曲がり幅が大きくなった、風に流された、傾斜で思いのほか転がる)があったとしてもフェアウェイキープできる可能性が高いのです(逆球が出たときは話は別ですが…。ですからプロゴルファーは逆球を出さないように細心の注意をはらっています)。
プロゴルファーは“持ち球”の曲がる方向を活かしてフェアウェイを広く使う、すなわちミスの許容範囲を広げているわけです。
アマチュアもプロを見習ってフェアウェイを広く使うべき
いっぽうアマチュアはというと…。
プロよりボールの曲がり幅が大きいのにもかかわらず、常にフェアウェイの真ん中を狙います。
右打ちでスライス系の球筋の人がフェアウェイ幅が40ヤードのティーショットでど真ん中を狙うとします。
フェアウェイの真ん中から右端までは20ヤードしかありません。
元々スライスする可能性が高いのに、最初からフェアウェイ真ん中から左半分をミスの許容範囲から消してしまっているので、フェアウェイの右半分の20ヤードの幅にボールを運ぶという難しいことをしてしまっているわけです。
その結果、右のラフに入れたり、もっと曲がればOBということになります。
ドライバーショットで20ヤードの幅に狙って打つなんて、プロでも難しいと思います。
プロのように意図的にボールを曲げることはできなくても、アマチュアだってスライス(フェード)系かフック(スライス)系のどちらかの球筋が多いかくらいはわかっていると思います。
ですから、(逆球の頻度を考えると)プロのようにフェアウェイとラフの境い目に打ち出してフェアウェイ全体を使うことはできなくても、“持ち球”に合わせて打ち出す方向をフェアウェイ真ん中から左右にずらすことは可能なはずです。
例えば、右打ちでスライス系の球筋の人ならボールの打ち出し方向をフェアウェイ真ん中から左サイドにずらします。
先ほどから例に挙げているフェアウェイ幅が40ヤードの場合なら、真ん中から左に10ヤードの方向に打ち出します。
これだけで右のフェアウェイを10ヤード多く(30ヤード)使えますし、仮に逆球が出たとしてもフェアウェイの残り10ヤードとラフの幅がありますので、最悪(OB)のリスクヘッジもある程度できます。
我々アマチュアはプロの技術をそのまま取り入れることは難しいですが、こういった“ボールの曲がり方を利用して打ち出し方向を変える”といったマネジメントなら、明日からでも実行可能だと思います。
特にフェアウェイキープやOBでお悩みの初心者の皆さんには取り入れてもらいたいですね。
というわけで今回はこのへんで!
それでは、また!!
プロよりボールの曲がり幅が大きいのにもかかわらず、常にフェアウェイの真ん中を狙います。
右打ちでスライス系の球筋の人がフェアウェイ幅が40ヤードのティーショットでど真ん中を狙うとします。
フェアウェイの真ん中から右端までは20ヤードしかありません。
元々スライスする可能性が高いのに、最初からフェアウェイ真ん中から左半分をミスの許容範囲から消してしまっているので、フェアウェイの右半分の20ヤードの幅にボールを運ぶという難しいことをしてしまっているわけです。
その結果、右のラフに入れたり、もっと曲がればOBということになります。
ドライバーショットで20ヤードの幅に狙って打つなんて、プロでも難しいと思います。
プロのように意図的にボールを曲げることはできなくても、アマチュアだってスライス(フェード)系かフック(スライス)系のどちらかの球筋が多いかくらいはわかっていると思います。
ですから、(逆球の頻度を考えると)プロのようにフェアウェイとラフの境い目に打ち出してフェアウェイ全体を使うことはできなくても、“持ち球”に合わせて打ち出す方向をフェアウェイ真ん中から左右にずらすことは可能なはずです。
例えば、右打ちでスライス系の球筋の人ならボールの打ち出し方向をフェアウェイ真ん中から左サイドにずらします。
先ほどから例に挙げているフェアウェイ幅が40ヤードの場合なら、真ん中から左に10ヤードの方向に打ち出します。
これだけで右のフェアウェイを10ヤード多く(30ヤード)使えますし、仮に逆球が出たとしてもフェアウェイの残り10ヤードとラフの幅がありますので、最悪(OB)のリスクヘッジもある程度できます。
我々アマチュアはプロの技術をそのまま取り入れることは難しいですが、こういった“ボールの曲がり方を利用して打ち出し方向を変える”といったマネジメントなら、明日からでも実行可能だと思います。
特にフェアウェイキープやOBでお悩みの初心者の皆さんには取り入れてもらいたいですね。
というわけで今回はこのへんで!
それでは、また!!
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ