【石川遼プロも使用】コントロールしやすい!キャロウェイ「JAWS FORGED ウェッジ(2023年モデル)」

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クラブフィッターの小倉勇人さんに、キャロウェイ「JAWS FORGED ウェッジ(2023年モデル)」を試打・解説していただきました。

JAWS FORGED ウェッジの特徴と性能

キャロウェイのウェッジの中でワールドワイドで展開されているのが、JAWS シリーズです。今回、そのJAWSシリーズにFORGEDモデルが追加されました。

FORGEDモデルは日本やアジアのプロの要望を受けて開発されました。現状、日本の男子では石川遼プロ。女子では西村優菜プロが既に使っているそうです。

石川プロに関しては、FORGEDモデルを5本(46°、48°、52°、56°、58°)使用しているそうで、それくらいコントロールしやすいということが言えるでしょう。

FORGEDはご存じの通り軟鉄鍛造です。軟鉄鍛造にする理由は最近だと「乗り感」といった表現をしますが、フェースにしっかり乗ってコントロールできるモデルとして開発されています。

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技術的なものはJAWS RAWやJAWSシリーズ従来の技術を搭載しながら、独自にアレンジした部分もあります。フェース面のヒールまではしっかりメッキがかかってますが、ヒールからトゥ側のフェース面はノンメッキで、打感も伝わりやすくスピンもかかりやすい仕上げになっています。

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マイクロフィーチャーという溝と溝の間に小さな凸部を斜めに配置して、ノンメッキ仕上げと共に強烈なスピンを生み出す技術になっています。

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あとは58°と60°のモデルには、トゥ側に2つのタングステンウェイトを配置(※54°と56°モデルはトゥ側1つのウェイトを配置)して、重心が適正位置にくるように調整されています。

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ソール形状はJAWS RAWの方はいくつかタイプがありますが、JAWS FORGEDは1タイプです。JAWS RAWウェッジで初採用となったZグラインド形状で、ロフトが56°〜60°のモデルに採用(※46°〜50°はCグラインド)。リーディングエッジを少し落としつつ、ソール側のトレーリングエッジを落とした形状です。バウンスも効き、しっかりボールを抜くこともできる操作性のいいソールになっています。

JAWS FORGEDの特徴は通常のJAWS RAWより少し軽量になっていて、クラブバランスが1ポイント落ちている点です。この効果をひと言で言えば操作性の向上。重いことでのメリットもありますが、重すぎるとヘッドの慣性が強くなり細かい操作がしづらいところもあるので、JAWS FORGEDモデルは軽量化し操作性を向上させた仕様になっていると言えるでしょう。

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JAWS FORGEDウェッジは少しヒール側にボリュームがある形状になっています。いわゆる「和顔」という表現をされますが、少しボリュームがありボールを包むような懐のある形状です。

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さらにリーディングエッジ側は少し丸みを持たせているので、開いたりしやすいように工夫されています。この辺からも操作性の向上につながっているのかなと思います。

JAWS FORGED ウェッジ 試打した印象

実際に打ってみると非常に打感がいいです。ボールがフェースに乗っているのをすごく感じることができました。30〜40ヤードはもちろんなんですけど、20ヤードくらいのグリーン周りのアプローチでボールが乗っている感じがすごくあったので、操作性が非常にいいなという印象です。

JAWS FORGED ウェッジ おすすめユーザー

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打感の良さや、ボールがフェースに乗るのでコントロールしやすい操作性などを考えると、球を抜いてみたい、低くつかまえたい、スピンをかけたい、ウェッジでコントロールしたい人には非常にいいウェッジだと思います。

ウェッジはやさしく打ちたいけど、操作もできる。そんな日本の欲張りなゴルファーにぴったりなウェッジだと思います。プロも使えてアマチュアも使えるやさしさも持っている、すごくいいウェッジだと思います。

キャロウェイのウェッジをチェック

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※本記事はスポーツナビが独自で企画したものです。記事内の商品選定や評価はスポーツナビまたは出演者の方の判断にもとづいています。記事内で使用している商品画像はメーカーから画像・サンプルをお借りした上で使用、撮影しています。
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著者プロフィール

ゴルフメディアで活躍する識者たちが、人気のギアを徹底解説! ドライバーからアイアン、パターといったクラブ一式はもちろん、シューズやウェア、距離計など、ゴルファー必須のあらゆるギアをご紹介していきます。

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