芹澤信雄&林菜乃子ステップアップレッスン(4) アームローテーション

スポニチアネックス

【スポニチ】

アイアンショットで番手を替えても飛距離があまり変わらないとか、ロフト通りにボールが飛ばないという人は、すくい打ちの可能性があります。芹澤信雄プロによれば、アームローテーションを覚えることで、それらの悩みは解消すると言います。この機会に正しい腕の動きをマスターしましょう。パートナーはチームセリザワの林菜乃子プロです。

◆ゴルフ界の名伯楽・芹澤信雄プロがアイアンショットのコツと練習方法を伝授

芹澤 アイアンショットを苦手とする人にお勧めなのが、アームローテーションを意識した連続素振りです。アイアンを手にしたら、スタンスを肩幅程度に開きます。右肩から左肩までの振り幅のスイングを10回連続で行います。下半身を踏ん張るようにどっしりとさせることが重要で、クラブを振っていくうちに、自然と腹筋に力が入ります。

 このドリルって結構きついですよね。

芹澤 腹筋に力が入りますからね。体の軸が左右にブレてしまってもできません。やはり、下半身をどっしりさせないと。

 ただ、正しくできるようになると、一気にショットがよくなります。

芹澤 インパクトで力が入るようになるから、ボールをしっかり強く打てます。すくい打ちをする人はインパクトで力が抜けているのでロフト通りの飛距離が出ないし、番手ごとの飛距離の差も出ません。1セット10回として、毎日3セット行いましょう。

 アームローテーションについてもう少し詳しく教えて下さい。

芹澤 バックスイングでは左腕が伸びて右手が曲がった形になり、フォロースルーでは右腕が伸びて左腕が曲がった形になります。左右対称の形ですね。その際、どちらもシャフトが立った状態になるのがポイントです。

連続素振りではフォロースルーでクラブを立てる 【スポニチ】

 アベレージゴルファーの注意点は?

芹澤 連続素振りを行ったとき、シャフトがどうしても寝てしまう人が多いです。スイングプレーンに沿って振ることができず、バックスイングとフォロースルーでクラブヘッドが8の字を書いてしまいます。そうなると体の軸がブレてしまい、クラブを素早く振ることができません。あと、フォロースルーで左肘が上を向く人も多いので、下を向くように注意してほしいですね。

 アームローテーションができれば問題ないと思いますが、ダウンブローに打つための練習法を教えてください。

芹澤 上級者なら、自分が打つボールの30cm後方に別のボールを置いてもらいます。そのボールに当たらないように本来のボールを打つことができれば、ダウンブローになります。すくい打ちの人は手前のボールを必ず打ってしまいますからね。アベレージゴルファーの場合はボールだと危険なので、ボールが販売されたときに入っていた箱を置きましょう。

 ボールが3個入っているものですね?

芹澤 そうです。平らなものよりもそれぐらい立体感があった方が当てちゃいけないという恐怖感があるのでお勧めです。林さん、試してもらっていいですか?

 おそらくこのドリルはフォロースルーで力が入らないと、ヘッドが箱に当たると思います。そこを意識して打ってみますね。

ボールの30cm後ろに置いたボールケースに当たらないようにクラブを下ろす 【スポニチ】

芹澤 おおーっ、ナイスショット!さすがです。あとは、箱を打ちたくないからといって、上体が目標方向に突っ込むと右肩が前に出て、引っ掛けが出るので気をつけましょう。あくまでも顔がボールより後方にあることが鉄則です。

フォロースルーで力を入れること、顔がボールよりも先行しないことに気をつける 【スポニチ】

(取材協力・チームセリザワゴルフアカデミー)

 ◆芹澤 信雄(せりざわ・のぶお)1959年(昭34)11月10日、静岡県御殿場市生まれの63歳。公式戦の96年日本マッチプレーなどツアー通算5勝。指導者として高い評価を受け太平洋クラブ御殿場コース内で「チームセリザワゴルフアカデミー」を運営。門下生に藤田寛之、宮本勝昌、西山ゆかり、林菜乃子らがいる。2022年から日本プロゴルフ協会の副会長も務める。TSI所属。

 ◆林 菜乃子(はやし・なのこ)1997年(平8)5月17日生まれ、神奈川県出身の25歳。6歳でゴルフを始めクラーク記念国際高3年時に神奈川県アマ、関東高校選手権4位。18年プロテスト合格。20〜21年に6試合でベスト10に入りメルセデス・ランキングで52位と飛躍。昨季は同ランク57位。ツアー自己最高位は6位。ユピテル所属。
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著者プロフィール

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