圧倒的スタッツを誇る両エース&相棒に注目! アルゼンチンvs.フランスの頂上決戦をデータで予想
圧倒的スタッツの両エース、支える「相棒」にも注目!
両チームのキープレーヤーのスタッツ(PA=ペナルティエリア) ※カッコ内順位は今大会全選手内で特徴的な順位の場合のみ記載(シュート枠内率はシュート数10本以上の選手が対象) 【データスタジアム】
さらに、エースの脇を固める「相棒」の活躍が光っているのも両国の特徴である。アルゼンチンは22歳の新星、フリアン・アルバレスだ。グループステージは2節までベンチスタートだったが、スタメン出場を果たした3節から準決勝までの4試合で4ゴールを獲得。シュートの数自体はそれほど多くないにもかかわらず、枠内シュート数は全体の3位となる7本と、「一撃必殺」の高いシュート精度を誇っている。また、タックル数も今大会8回を記録しており、FWとしてはかなり多い数字だ。メッシの分まで猛烈なプレスを掛ける姿が印象的な9番の貢献度は数字にしっかりと表れている。
対するフランスは36歳の大ベテラン、オリヴィエ・ジルーがエムバペと好タッグを見せる。今大会でフランスの代表歴代最多得点の記録を塗り替えたレジェンドは、空中戦でその強さを発揮するだけでなく、今大会得点を挙げた3試合すべてで決勝点を記録。ゲームの潮目を心得た、いぶし銀のストライカーに要注目だ。
ちなみに、過去のW杯の決勝の傾向を見ると、直近5大会中3大会で延長戦に突入し、直近8大会中6大会はどちらか一方が無得点に終わっている。乱打戦になる傾向はあまり見られないものの、フランスは前回大会で、そしてアルゼンチンは2回目の優勝を飾った1986年大会で撃ち合いの末に栄冠を手にしている。前回大会のラウンド16での対戦でも3-4(フランスの勝利)の死闘を演じた両国だけに、過去傾向とは異なる取って取られてのゲームが展開される可能性は十分にあるだろう。
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