ゴルフの練習ネットを自作してみた!作り方と値段を公開!

Gridge(グリッジ)

【(c)photo-ac】

こんにちは、ライターのとやです!

我が家の裏庭に設置されていたゴルフネットがあったのですが、インターネットサイトで5000円程度で購入したものだったんです。

それが老朽化&使い込み過ぎにより壊れてしまいました。

せっかくなんで丈夫でしっかりしたゴルフネットが欲しいなぁ、と思っていたんです。でも丈夫なものだとどれも4万〜5万円程となかなかのお値段じゃありませんか。

「4、5万円もしたらちょっと手が出ないよなー」なんて思っていたんです。

そんな時、ふらりと立ち寄ったホームセンターで「イレクターパイプ」なるものを発見。

もしかしてこれなら安く、自宅に練習ネットができるかもしれない!? ということで、これを使ってゴルフネットを自作してみました!

作り方やかかった金額なども公開していきます!

※リンク先は外部サイトの場合があります

ゴルフの練習ネットを自作! ところでイレクターパイプって何?

イレクターパイプというのは、パイプが規定の長さに切られており、それを数あるジョイントの中から用途に合わせて適宜選んで何かを自作するというような品物。

パイプとジョイントがたくさん売られているので、その中から作りたいものに必要な部材を集めて自分で組み立てる、というイメージです。

DIYが非常に苦手なライターとやですが、なんとなく計算してみただけでもかなり安上がりにゴルフの練習ネットが自作できそうです!

できるなら少しでも安く、裏庭に練習ネットが完成したら打ちっ放し練習場に行かなくても気軽に練習できちゃいますからね。

ちなみにこのイレクターパイプ、強度さえ許せばどんなことに使っても大丈夫なようで、作品例ではラックだったり、タイヤを収納するものだったり、大きなものではパーゴラ(ぶどうの木がなっていたり、藤棚だったり)まで揃っていました。

ゴルフネットの場合は複雑な設計図は必要なく、ただの筐体で大丈夫なので作るのも簡単。

それにこちらのイレクターパイプはスチール製なので強度も問題なし。

そうと決まれば善は急げ!

パイプとジョイント、ネット、紐など必要になる物品を購入して「自宅の裏庭に自作ゴルフ練習ネットDIY作戦!」がスタートです!

ゴルフネットを自作するために購入した金額とアイテム

【(c)Gridge】

まずは購入した品物と値段を見てみましょう。

有節ゴルフネット 2メートル幅×10メートル 9530円
イレクターパイプ 2メートル 7本 4655円
イレクターパイプ 1.5メートル 4本 2012円
イレクターパイプジョイント 三方エルボー 6個 960円
イレクターパイプジョイント エルボー 2個 206円
ポリエチレンロープ 3ミリメートル(200メートル巻) 960円

以上、しめて 1万8323円(税抜)!

消費税を足しても2万円弱。丈夫な既製品の大型ゴルフネットを購入する半額程度のお値段で材料を購入できました!

家の裏庭の空きスペースに設置する予定だったので、やや小さめのサイズに設計しました。

大きさは縦2メートル、横2メートル、奥行き1.5メートルというサイズです。

自作ゴルフ練習ネットの設計図はこちら!

【(c)Gridge】

材料を購入する時に困ったのが、どの材料がどれくらい必要なのかわかりにくいという点。

実際にあれこれと頭で考えてみても考えが全然まとまらなかったので、手書きで設計図を作成しています。

自作のゴルフ練習ネットはただの箱型なんですが、やっぱりちゃんと設計図を書いておいたほうが、購入し忘れや足りない材料があったりする可能性を減らせるので安心です。

この時にイレクターパイプの径とジョイントの径が合わないと大変なので、ホームセンターなどで現物合わせをしてよーく確認してくださいね。

ゴルフ練習ネットいよいよ組み立て開始!

【(c)Gridge】

いよいよラッピングをはがして、作業開始です。

作業といっても、エルボーと呼ばれる部材にパイプを差し込んでいくだけ、という非常に簡単なものなので、女性や子供でも、スイスイ作業が進んでいきます。

【(c)Gridge】

こういう物珍しいことって、子供は大好き。

率先してやってくれるので、パパは撮影に没頭です(笑)。

高いところは手が届かないので、コロコロと転がしながら向きを変えて組み立てていきます。

順番に組み立てていけば枠組みの完成!

なんとここまでの所要時間10分。

めちゃめちゃ簡単です。

【(c)Gridge】

イレクターパイプの長さ(縦×横)が2メートルで、ネットの幅も2メートルなので、けっこうカツカツなんですが、ここは用意した設計図を見ながら、慎重にどのように取り付けていくか協議。

結局、左右と奥、天井の4方向のみではネットが破れたときに突き抜けてしまうので、真ん中にもう1枚ネットを垂らしておくことに決定しました。

まず外側の4面にネットを張っていきます。

ここからがネットの取り付け

【(c)Gridge】

真剣に設計図を見ながら、方向やネットを切断する場所を決めていきます。

【(c)Gridge】

パイプの組み立てはすぐに終わったのですが、実はネットの取り付けにかなりの時間と労力がかかります。

何せ、ボールが飛び出してはいけないので、1目ずつしっかりとハーフヒッチ(※)でパイプに締め込んでいきます。

200メートル巻のロープを適当な長さに切って、ネットを取り付けていきます。

と言っても、ロープが長過ぎると作業が進まないので、短めに切ってそれをつなぎながらネットに付けていきます。

※ハーフヒッチ……編み付けと呼ばれる結びの基本の形

ネットの取り付け作業がとんでもなく時間がかかる!

【(c)Gridge】

非常に面倒で、手間がかかるネット取り付け作業ですが、コツさえつかんでしまえば力は必要ありません。

「めんどくさいー!」と言いながら、娘もがんばってロープを締め込んでいきます。

ちなみに、全面ネットの取り付けが終わったのが2時間を超えていたと思います。

あ、もちろんボクもこの作業はずっとやってましたよ、念のため……(笑)。

【(c)Gridge】

自作ゴルフネットの完成〜♪

【(c)Gridge】

腰が痛いわ、ロープで指が痛くなるわでなかなか大変な思いをしたんですが、大変な思いをしただけに完成したゴルフネットを感慨深げに見つめる親子の絵。

ちょっと今後使い込んでいくには強度に不安が残りますので、本来ならばここに補強を斜めに入れるべきです。

まぁそのようなジョイントを使わなかったので、少し細めのポールをロープで結んで強度を上げる予定でいます。

さて、こけら落としはもちろんこの人。

【(c)Gridge】

ナイスショットでこけら落としも決まって、大満足の自作ゴルフネットとなりました。

ゴルフネットが壊れていて練習できなかったので、喜びもひとしおですね♪

既製品を購入すれば高額ですが、自作なら半額程度で収まってしまいますので、自信のある方はぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか?

ゴルフ練習ネット自作後記……

【(c)Gridge】

DIYが苦手なライターとやが自作したゴルフの練習ネット。

この後実際に打ち込んで使っていますが、3年たった今もびくともしていません。ジョイントはプラスチックなのですが意外と丈夫〜!

さすがに自宅感は出てしまっていますけどね(笑)

ジョイントが割れたら割れたで、また同じものを購入して差し替えればいいので簡単です。

さて作り方は簡単でお値打ちなゴルフの練習ネット。作った後には真ん中にネットを垂らしていました。

でもネット1枚だと本当にすぐ破れてしまうんですよね。そのため結局、「的(まと)」を用意することになりました。枠組みは丈夫でもネットはいつも使っているとすぐにダメになってしまいますね。

ゴルフ練習ネットを自作して的を付けたら大満足の仕上がりに!

的の付け方もどうしようか迷っていました。というのも以前的を使っていた時も、四方を結んで止めてしまうとすぐに破れてしまうんですよね。そこで少しでも衝撃を逃がせるように上2ヶ所だけを止めて、下はフリーの状態に。

これで耐久度が一気に上昇♪

ただもし突き抜けてしまった時のことを考えると安心して練習もできませんので、後方には帆布タイプの丈夫な的を設置しました。これでバックアップも完璧です。

耐久性だけを考えれば帆布の的がいいんですが、さすがに消音メッシュタイプの的でないとかなり音が大きくなってしまいます。

丈夫な的は住宅地では使いにくいんです。

2メートル×2メートルのゴルフ練習ネットはドライバーも打てる!

ライターとやのゴルフの自作練習ネットは2メートル×2メートルの大きさ。

超テンプラなどをしなければドライバーだって打てちゃいます。そのあたりは市販のネットとそこまで大きく変わりませんね。

ただ何があっても大丈夫! というものではないので、使用や作成は自己責任でお願いします!

設置した的にちょうどよく当たってくれるクラブは、ドライバーから7番アイアンくらいまで。もう少しロフトの大きなクラブだと、的の上に当たってしまいます。

サンドウェッジなどではネット上面に当たるので、しっかりスイングしたい方は、上面にもネットや的を付けて補強しておくのがいいと思います。

自作のゴルフ練習ネットのメリット! やっぱりかなり安い!

自作のゴルフ練習ネットを作って、かなり使い込んでいます。

そのメリットはやっぱり安いこと。総額2万円程度で作れてしまったので、既製品の半分程度。

ものすごくお得にゴルフの練習ができるようになりました!

ゴルフの練習ネットそのものも安く上げられるうえ、打ちっ放し練習場に使っていたお金も抑えられるのでお得ですよね。

自作ゴルフ練習ネットのメリット! 打ちっ放し練習場に行かなくてもいい!

ゴルフの練習をするためには、通常は打ちっ放し練習場へ行かなくてはいけません。

ボールの曲がり方や距離感などを見るためには打ちっ放し練習場は必須なのですが、ドリルをやったりハーフショットを繰り返したりするフォーム固めの練習では、自作の練習ネットはお金もかからず大活躍です。

さらに、ゴルフバッグを車に積み込んで出かけるという行動もしなくていいんですよね。練習したいクラブを抜いて、練習ネットが設置してある裏庭に行くだけ、というお手軽さは、練習の頻度をかなり増やしてくれました。

やっぱり練習をするためのハードルって、低いほうが断然練習するようになるものです。

自作ゴルフ練習ネットのデメリット! ネットのメンテナンスは必須

【(c)Gridge】

自作のゴルフ練習ネットの場合、ネットのメンテナンスは必須です。もちろん既製品だってメンテは必要になるのですが、何か事故があってからでは遅いですからね。

ネットも1枚だけでなく、突き抜け防止対策は絶対にやらなければいけません。

自作ゴルフ練習ネットのデメリット! 弾道の変化に気付きにくい

たくさん気軽に打ち込める自宅に作ったゴルフ練習ネット。ただこれは的が近くて、ボールの弾道が見えません。

そのため自分の弾道が変わっても気付きにくいという欠点もあります。そのため普段の練習は自宅の裏庭に作った自作の練習ネットで打ち込んで、たまに打ちっ放し練習場へ出かけて弾道の確認をするのがいいと思います。

僕は自宅での練習に満足してしまい、ひたすら打ち込みを繰り返していました。そしてある日、久しぶりにコースに出た時に強烈なフックが止まらなかった……という経験もあります。

夢が広がる! 自宅に自作ゴルフ練習ネット!

メリットもデメリットもある自作ゴルフ練習ネット。

ここでさらに設備を整えるなら、夜間でも練習できる照明や、「スカイトラック」などの弾道測定器の設置でしょう。

照明があれば暗くなってからでも練習できますので、会社から帰ってきた後にちょっと打ち込んでから家に入る、なんて夢のようなゴルフライフを送れます。

さらに弾道測定器を設置すれば、自宅にいながらにしてコースを回ったり、弾道やスピン量などを確認したりもできてしまいます。

「スカイトラック」ならば一般の方でもある程度現実的な値段で購入できますし、モニターを設置すれば大画面でゴルフの練習ができちゃいます。

しかも「スカイトラック」は持ち運びができて、レフティも可。バッテリー駆動もできるので、完璧です。これだけ揃えばホントに練習場へ行かなくても大丈夫になっちゃいますね。

自作ゴルフ練習ネットは室内でも大丈夫?

基本的にはスイングができる広ささえあれば、室内に置いたって何の問題もありません。

何せ環境的には屋外のほうが過酷ですからね。

ただ屋外と違って室内では、ネットの高さと幅よりも、室内でスイングができる広さが必要になります。

そう考えると最低でも3メートル×3メートル以上のスペースが必要になってきます。もちろん室内にモノが置いてないことが前提となりますので、実際にはさらに広いスペースが必要になるでしょう。

ネットをDIYするのがめんどくさい! そんな人は既製品の大型ネットを

ネットをDIYするのが面倒だ! という方は既製品の大型ネットをおすすめしたいと思います。やはり専用のネットですから高さや広さ、スペースなどもよく考えて作られています。

それにやっぱり枠が頑丈なんですよね。

自作の場合どうしても少しグラついてしまう部分がありますが、しっかりとしていますので「安心感」を選ぶならやっぱり既製品の大型ネットです。

DIYが苦手でも使える!コンパクトな折り畳み式練習ネットもあるよ

DIYが苦手、何かを組み立てたりする方法が良くわからない! という方は、テント感覚で立てられる、折り畳み式の練習ネットも販売されています。

実は元々このタイプを使っていたんですが、とにかく安く、お手軽に練習する環境を整えたければこちらがおすすめです。

ただ付属の的はかなり音が大きいものもありますので、後から消音タイプの的を購入したほうが無難。

ひと手間かけることに抵抗がない方は、ネットを折りたたんでコンパクトにできるので、省スペースでゴルフの練習ができるのも良いところです。

サイズ的にドライバーを使うのにちょっと怖いものも多く、ドライバーは使えないと割り切って購入したほうが良いかもしれません。

ゴルフの練習ネットを自作して自宅練習で差を付けろ!

ゴルフの練習ネットが自宅にあるだけで、あなたのゴルフライフが大きく変わるかもしれません。

さらに自作をすれば安く、自分の好きな形が作れます。もしDIYが得意な方は自宅に自作の練習ネット設置にぜひチャレンジしてみてくださいね。

DIYが苦手なボクでもできたので、できるはずです!
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著者プロフィール

『ゴルフの楽しさをすべての人に』をコンセプトにしたゴルフ情報サイト。 ビギナーゴルファーにも読みやすいマナーやルールの記事や女性ゴルファーに向けたレッスン記事など幅広い情報を発信中。

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