<国内男子ゴルフ>河本力が単独首位キープ。飛ばし屋だけど謙虚がモットー

日本ゴルフツアー機構 (JGTO)
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【明日も謙虚に!!©JGTOimages】

■第51回「マイナビABCチャンピオンシップ」(賞金総額1億2000万円 優勝2400万円)11月3日ー6日 ABCゴルフ倶楽部 (兵庫県)/ 7217yard・par72/ 4日(大会2日目)

今季ダントツ1位の飛距離でどこまで飛ばしても、新人の河本力(かわもと・りき)は謙虚なゴルフをモットーにする。

単独首位から出た2日目は、2番でボギーが先行。
「2打目が右に行ったけど、難しくないアプローチが6メートルもオーバー。それが凄い悔しくて…」と以前なら、自制を失うシーンだ。

「なんで出来ないんだ、と思って焦って自滅していたところ。でも、自分はまだまだなんだ、と。練習も、技術も足りないと思ったら、焦らずに1打に集中できる」と、今季2勝の経験もフル回転。
その後、4番から3連続バーディで盛り返してこられた。

9番では、ピン奥6メートルを痛恨の3パット。
「あんな簡単なところから…」と、またカっとしかけた。
「毎週、3パットをしているので今週は、3パットしたくなかったけど目標はついえた」と、落胆しかけたところで再び「へたくそだから3パットをする」と、自分を戒め後半さらに4つのバーディで挽回。

初日から回った賞金1位の比嘉一貴(ひが・かずき)と稲森佑貴(いなもり・ゆうき)の2人共に、アイアンで打っても飛距離で勝てるが、「距離は関係ない」と、河本に優越感などみじんもない。

「毎週、毎年賞金の上にくるようなお2人で僕より技術もゴルフも格段に上。正確性とか、マネジメントとか、本当に上手で感動します。勉強になります」と、スコアでもリードしながら、ひたすら謙虚に見て学ぶ。

2日続けて単独首位も、「昨日、今日とお2人に引っ張られました」と感謝も忘れなかった。

再び稲森と一緒になった3日目の最終組では、2打差3位の今平周吾も加わることが決まった。
言わずと知れた、2年連続賞金王だ(2018年ー19年)。
「明日も、お2人についていけるように。胸をお借りするつもりでプレーします」。今季3勝目を狙う怪リキはとことん謙虚だ。
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