小祝さくら 今季3人目のノーボギーV
【<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>】
JLPGAツアー2022シーズン第31戦『スタンレーレディスホンダゴルフトーナメント』(賞金総額1億2,000万円、優勝賞金2,160万円)大会最終日が10月9日、静岡県裾野市・東名カントリークラブ(6,570ヤード/パー72)で行われ、小祝さくらが通算12アンダーで今季2勝目。ツアー通算8勝目は自身初の54ホール、ノーボギーVを飾った。1打差の通算11アンダー、2位タイは菅沼菜々、西郷真央、永井花奈。
(天候:曇り 気温:23.4℃ 風速:4.2m/s)
《グリーン=スティンプ:10 3/4フィート コンパクション:22mm》
小祝さくらがJLPGAツアー通算8勝目。きらりと輝くのは、自身初のノーボギー優勝だった。スコアをみてもわかるように、この日は大接戦。ところが、2バーディー奪取で今季2勝目をモノにしたのだから、いかに勝負強かったかがわかる。
17番、バーディートライは7メートル。「簡単なラインではなかった」といいながらも、落ち着いてストロークをする。見事、カップインさせ、混戦から抜け出した。
「首位スタートにもかかわらず、はやい段階からトップに並ばれて…。なんか、おもしろくなった。また、後半の途中では(スコアの)うしろからも選手が。きょうは、優勝を意識するというより、納得いくプレーができればいい。もし、結果がだめでも、流れに身をまかせた」と話した。
そして、最終18番。同じ最終組で1打差の菅沼菜々が先にバーディーチャンスにつける。しかし、これまでのように淡々と、「きょうはパッティングがなかなか決まらない。気をつけたのは考えすぎないように、です。しっかりバーディーで終わりたかったけど、入らなかった」と振り返る。
ただし、結果は1打のリードを死守。見事、前年のリベンジを果たした。「去年は休む予定でしたけど急きょ、出場。第1日がすごく良くて、第2日でトップタイでしたけど、最終日がまったくダメでした。毎年、今大会は接戦でプレーオフになるイメージが強い。だから、18番はバーディーが本当にほしかった理由です」と解説している。
今回のスタッツを分析すると、良かったのはパーオン数。54ホールで48ホールに成功した。一方でパット数の平均は30.00と際立ってよかったわけではない。にもかかわらず、54ホールでノーボギーラウンドを達成したのは、しぶとさの証明。この日も前半、3ホールで1パットのパーセーブがあった。
記録が残る90年から、大会ノーボギーVを達成したのは14人目。今季は西村優菜(ニチレイレディス)、勝みなみ(楽天スーパーレディース)に続いて3人目の快挙となった。昨季に続く、最多タイ。
「ノーボギーは毎回、心がけているけど、いつもボギーがくる」と前置きし、「実は考える機会がたまたまありまして、なぜこんなミスをするのとか、いろいろとプレー中に引きずっていた。それを、たとえうまくいかなくても、また頑張ればいい。ポジティブに考えたら、とても気が楽になったように感じます」。ちなみに、そうした内面のスタイルを変更したのは、「前週です」と話した。気持ちの持ちようで大きく変化を遂げることもゴルフの不思議なところだ。
さらに、大きな武器となったのは、新投入の1W。近日発売予定のスリクソンZX7 MKIIだろう。「見た目がいい。格好いい。構えやすく、トータルしていいところがたくさん。みんながいいといっている」と感想を漏らした。奇しくも、今大会で同クラブを使用した選手が、4連勝を飾ったことを加えておこう。
さて、勝負は時の運も大きく左右する。最終日は前日、サスペンデッドでプレーを持ち越した選手も多かった。ただし、小祝はきっちりと第2日に予定ホールを消化。
「けさ、6時30分に起きた。もし、私も(残りホールがあれば)30分後にスタートしたわけです。過酷だなぁ。大変だなぁ。そう考えていた。だから、ラッキーでした」と総括する。勝者にはいろいろなドラマがあった。
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《グリーン=スティンプ:10 3/4フィート コンパクション:22mm》
小祝さくらがJLPGAツアー通算8勝目。きらりと輝くのは、自身初のノーボギー優勝だった。スコアをみてもわかるように、この日は大接戦。ところが、2バーディー奪取で今季2勝目をモノにしたのだから、いかに勝負強かったかがわかる。
17番、バーディートライは7メートル。「簡単なラインではなかった」といいながらも、落ち着いてストロークをする。見事、カップインさせ、混戦から抜け出した。
「首位スタートにもかかわらず、はやい段階からトップに並ばれて…。なんか、おもしろくなった。また、後半の途中では(スコアの)うしろからも選手が。きょうは、優勝を意識するというより、納得いくプレーができればいい。もし、結果がだめでも、流れに身をまかせた」と話した。
そして、最終18番。同じ最終組で1打差の菅沼菜々が先にバーディーチャンスにつける。しかし、これまでのように淡々と、「きょうはパッティングがなかなか決まらない。気をつけたのは考えすぎないように、です。しっかりバーディーで終わりたかったけど、入らなかった」と振り返る。
ただし、結果は1打のリードを死守。見事、前年のリベンジを果たした。「去年は休む予定でしたけど急きょ、出場。第1日がすごく良くて、第2日でトップタイでしたけど、最終日がまったくダメでした。毎年、今大会は接戦でプレーオフになるイメージが強い。だから、18番はバーディーが本当にほしかった理由です」と解説している。
今回のスタッツを分析すると、良かったのはパーオン数。54ホールで48ホールに成功した。一方でパット数の平均は30.00と際立ってよかったわけではない。にもかかわらず、54ホールでノーボギーラウンドを達成したのは、しぶとさの証明。この日も前半、3ホールで1パットのパーセーブがあった。
記録が残る90年から、大会ノーボギーVを達成したのは14人目。今季は西村優菜(ニチレイレディス)、勝みなみ(楽天スーパーレディース)に続いて3人目の快挙となった。昨季に続く、最多タイ。
「ノーボギーは毎回、心がけているけど、いつもボギーがくる」と前置きし、「実は考える機会がたまたまありまして、なぜこんなミスをするのとか、いろいろとプレー中に引きずっていた。それを、たとえうまくいかなくても、また頑張ればいい。ポジティブに考えたら、とても気が楽になったように感じます」。ちなみに、そうした内面のスタイルを変更したのは、「前週です」と話した。気持ちの持ちようで大きく変化を遂げることもゴルフの不思議なところだ。
さらに、大きな武器となったのは、新投入の1W。近日発売予定のスリクソンZX7 MKIIだろう。「見た目がいい。格好いい。構えやすく、トータルしていいところがたくさん。みんながいいといっている」と感想を漏らした。奇しくも、今大会で同クラブを使用した選手が、4連勝を飾ったことを加えておこう。
さて、勝負は時の運も大きく左右する。最終日は前日、サスペンデッドでプレーを持ち越した選手も多かった。ただし、小祝はきっちりと第2日に予定ホールを消化。
「けさ、6時30分に起きた。もし、私も(残りホールがあれば)30分後にスタートしたわけです。過酷だなぁ。大変だなぁ。そう考えていた。だから、ラッキーでした」と総括する。勝者にはいろいろなドラマがあった。
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