「完全試合の辺りは非常に苦しかった」オリックス・中嶋聡優勝監督共同記者会見全文

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 10月2日、レギュラーシーズン最終戦にして2年連続の優勝を手にしたオリックス・バファローズ。仙台市内で優勝記者会見が行われ、中嶋聡監督、能見篤史投手、山本由伸投手、宮城大弥投手、吉田正尚選手が出席した。

 以下、共同記者会見での中嶋監督のコメント全文。

ーー改めて連覇おめでとうございます

中嶋監督「ありがとうございます」


ーー率直な感想をお願いします

中嶋監督「ホッとしたというか、終わったなという感じです」


ーー今日はオリックスが勝って、福岡ソフトバンクが負けなければ優勝はなかったという状況でしたが、試合前は選手に何か声をかけましたか

中嶋監督「その通りで他力なところがあるので、そこを気にせず、まず目の前の試合を勝つことだけに集中しようという話はしました」


ーー監督には千葉の情報は逐一報告はあったのでしょうか

中嶋監督「裏の方で大きな声が上がっていましたので、何かあったなとは思ったんですけど、目の前の試合をなんとか勝とうと思ってやりました」


ーー胴上げの瞬間、お気持ちはいかがでしたか?

中嶋監督「ふわふわするのであまり好きではないですけど、気持ちよかったです」


ーー去年は無観客の中、いわゆる相手待ちだったのですが、今年は勝利をして、多くのファンが詰めかけての優勝でした

中嶋監督「東北楽天さんの最終戦ですので人はいっぱいいましたが、オリックスのファンの方にもいっぱい来ていただきましたし、その中で優勝できたというのは非常にうれしかったです」


ーー最大11.5ゲーム差を跳ね返しての逆転優勝、監督自身の中では2022年のペナントレースをどう総括されますか

中嶋監督「苦しい一年だったと思います。コロナとの戦いといいますか、活躍したメンバーが抜けていくというのが非常に苦しかったです。それを補うように、次々と若い子らが出てきてくれたのが大きかったです」


ーー優勝が決まった今、選手のみなさんにはどんな言葉をかけてあげたいですか

中嶋監督「本当によくやってくれたなと思います。ここにいるメンバーもコロナに罹りましたし、ケガももちろんありました。その中でもやってくれて、本当におめでとうと思いますし、本当によくやったと感心します」


ーー長いシーズンの中で苦しかったなという場面もあったと思いますが

中嶋監督「完全試合の辺りは非常に苦しかったです。これでもかってくらい選手がいなくなるあの時が一番苦しかったですね」


ーーその後7月、8月の勝ち越しもあり、山本由伸投手のノーヒットノーランもありました。良い形でオリックスに流れが来たんじゃないですか

中嶋監督「一気に来たわけではないんですけど、だんだん負け方、勝ち方も粘り強くなってきたので、いつかチャンスがくればゲーム差を縮められるかなと思いました」


ーー今年もまたリリーフを中心に新しい選手が出てきました

中嶋監督「僕の采配ではなく、選手たちが自分でつかんだポジションですので。それを離さなかったのが、チームにも選手にもプラスになりました」


ーー去年リーグ優勝をして、今年は各チームから追われる立場となりました

中嶋監督「あまり追われているという気はなかったです。最初の方も下の方にいましたし。あまりマークしてなかったんじゃないですかね」


ーーマジックナンバーを灯さずに、という形での優勝となりました

中嶋監督「マスコミの方がマジックという言葉を使いますので、言葉に一喜一憂してふわふわしたりせず、逆に無くてよかったのかなと思います」


ーーこの後はクライマックスシリーズ、日本シリーズと続きます。次の戦いに向けて

中嶋監督「日本シリーズには絶対に出たいですし、次の(パーソル CS パ)ファイナルステージはここにいるメンバーがみんな活躍してくれると思います。能見さんも投げるかもしれないですし、そこはしっかり準備してやっていきたいです」
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