<国内男子ゴルフ>大槻智春が、石川とのプレーオフをカップインイーグルで決着。3年ぶり2勝目

日本ゴルフツアー機構 (JGTO)
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【おめでとう©JGTOimages】

「ANAオープン」 9月15日ー18日 札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース(北海道) 7063yard・par72 / 18日・大会最終日

プロ12年目の大槻智春(おおつき・ともはる)が5打差を逆転。石川遼とのプレーオフを制して悲願の通算2勝目を飾った。

決着の舞台は、前代未聞の18番フェアウェイだった。
先にピン近くに乗せた石川の2打目を見てから打った。

131ヤードのフェアウェイからピッチングで放ったボールはピン奥約1メートルをえぐってからワンバンでカップイン。

石川がのけぞった。
本人も一瞬、何が起きたか分からなかった。

パー4のイーグルで決着。
向こうのグリーンから聞こえてくるどよめきと、やまない拍手に紛れて石川も、セカンド地点で大槻の右手を取った。

今季だけでも2位が3回。
5月の「ゴルフパートナー PRO-AM」では2年連続プレーオフ負け、という屈辱も味わった。

「勝とう勝とうとして必死でやったが、なかなか勝ちきることができませんでした。僕の中ではとても長く感じて、凄く苦しくて…」。

2019年の「関西オープン」に続く3年ぶり2度目の水シャワーに「勝つということは、これだけ気持ちがいいんだと。再認識させていただきました」。
悔しさを耐えてきた分だけ歓喜と奇跡の反動はデカかった。
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