夜中に目が覚めちゃって眠れない。これを「中途覚醒」と言いますが、ホントにキツイですよね。一度寝ても夜中に起きちゃって、もう一度寝ようとしてもダメ。

「夜中に目覚めたら眠れない」「ぐっすり眠れないことで日常生活に支障が出ている」ようであれば中途覚醒の可能性があります。

この中途覚醒、なぜ起こるのでしょうか？

中途覚醒とは、いったん寝付けても夜中に何回も起きてしまい、眠りが浅いタイプを指します。

加齢、病気、精神疲労、カフェインやアルコールなど
中途覚醒の原因のひとつに老化があります。加齢によって体内リズムが変化すると、若い頃よりも眠りが浅くなる傾向にあります。

また、糖尿病や高血圧が隠れていることや、うつ病、睡眠時無呼吸症候群などの疾患がある場合も考えられます。

さらに、過度なアルコールやカフェインの量・摂取時間帯によって、脳が覚醒して睡眠が浅くなり、利尿作用で夜間のトイレ回数が多くなることもあるでしょう。加えて、精神的ストレスや身体的ストレスが原因となっていることもあるかもしれません。

中途覚醒の原因は多岐にわたり、どれかひとつが原因ということもあれば、原因が複数あり複合的に絡み合っていることもあります。自分で当てはまるものを一つずつ潰していくしかありません。

では、原因を探るまでのひとまずの対処法として、夜中に目が覚めたらどうしたらいいのか。

夜中に目が覚めてしまったら、無理に布団の中にいなくても大丈夫です。一度布団から出てアロマを嗅ぐ、暖かいものを飲む、ゆったりした音楽を小さな音で聴くなどして、リラックスしながら次の眠気が来るのを待ちましょう。

一度に長時間の睡眠が取れなくても、過度に心配する必要はありません。ある程度まとまった短時間の睡眠を何度かに分けてとる「分割睡眠」でも疲れを軽減させることができます。