芦屋G2「次世代スターチャレンジバトル」倉持莉々にとって勝負の3日目

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ボートレース芦屋のG2モーターボート大賞「次世代スターチャレンジバトル」はあす30日が3日目。選手によっては勝負駆けの日となる。

たとえば倉持莉々【写真2枚とも】だ。
2日目までの成績は4着・3着・4着。得点率は4.67で30位タイにつけている。大敗すれば準優進出の可能性が断たれるだけに重要な予選3日目である。

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まず第2Rは1号艇。取りこぼしは厳禁である。
展開は、平均スタートタイミングコンマ11の下條雄太郎をカベにし、逃げ切る展開が真っ先に思い浮かぶ。
下條雄太郎の“逃がし率は62.2%。倉持莉々の”イン逃げ率“も69.2%と、ともに高いからだ。

ちなみに“逃がし率”とは、ある選手が2コースに入った時にイン選手が勝利する確率である。下條雄太郎のようにスタートの速い選手は3コースから外側艇の攻めを封じてしまうため、イン選手が逃げやすくなる。
ただ、2コース選手が勝ってしまえば、“逃がし率”は下がる。
下條雄太郎の“逃がし率”が全選手平均より高いことは押さえておいていいだろう。

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また、3号艇で出場する6Rは強敵ぞろい。一筋縄でいきそうもない感じがする。迷えば外枠の3人の攻勢に屈することになる。イチかバチかの先攻めしか打開の糸口はないようにみえる。
倉持莉々にとって今後の飛躍の“試金石”といえるレースかもしれない。

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倉持莉々は今年1月の徳山男女W優勝戦でデビュー初Vを飾っている。
それも、1号艇だった準優で2着に敗れ優勝戦は3号艇になった。そのファイナルもコンマ01というギリギリのスタートになったうえ道中激戦に…。
薄氷を踏む思いで手にした栄冠だった。

青春を打ち込んだ水球で日本代表になりボートレーサーを志した矢先、”ホジキンリンパ腫”という悪性リンパ腫に罹って養成所入所を断念せざるを得なかった倉持莉々。
挫折してしまってもおかしくない状況を乗り越え再度受験し入所を果たしたのだ。
「あのまますんなり入っていたら養成所生活が続かなかったと思う」と回顧するような人物だからこそ「挑戦」がよく似合う。
2022年前期は初のA1昇格を果たしたばかりか優勝も飾った。そしてSGオールスターに出場し水神祭も飾っている。
あさって7月1日から適用される2022年後期適用勝率も6.42で連続A1だ。
芦屋G2「次世代スターチャレンジバトル」勝負の3日目、男子相手に果敢に戦うレースに期待したい。
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