ルーキー櫻井心那 大激戦のステップ初V
【<Photo:Ken Ishii/Getty images>】
JLPGAステップ・アップ・ツアー2022シーズン第6戦『ECCレディスゴルフトーナメント』(賞金総額2,000万円、優勝賞金360万円)大会最終日が6月3日、兵庫県神戸市・北六甲カントリー倶楽部 東コース(6480ヤード/パー72)で行われ、ルーキーの櫻井心那がプロ入り初優勝。通算13アンダーでステップ初Vを飾った。2打差の通算11アンダー、2位タイは仁井優花、川崎春花。ルーキーがトップ3を独占した。
(天候:晴れ 気温:27.6℃ 風速:2.3m/s)
最終18番、櫻井心那は2オン2パット。2打差をつけ、あっさりと優勝したかのように思えた。ところが、「ウイニングパットをあっさりと、決めたように見えたかもしれません。でも、鳥肌が立っていた」といい、「ガッツポーズの仕方も、よくわからなかった」という。それでも、にこやかにギャラリー、大会関係者、最後はコースに一礼を忘れない。そのしぐさがとても初々しい。
最終日、ルーキー同士のデッドヒートにわいた。特に11番から激しさが増す。櫻井がスコアを落とし、川崎春花がバーディー奪取で通算10アンダーに並ぶ。12番は、ともにバーディーを。「春花さんが11、12番で連続バーディーだった。その勢いに負けないように、私もより必死です。きょうは勝負の楽しさを十分に味わった」と満足そうだ。
ハイライトはパー3の13番。6Iの第1打は、あわやホールインワンだった。「風の読みが難しい。おまけに太陽光の加減で、グリーンが真っ白に見えた。でも、ギャラリーさんの歓声がすごい。ピンへ近いかなぁ、と思ったけど、ビックリした」と振り返る。カップまで50センチのスーパーショット。連続バーディーを奪い、川崎がボギーを叩く。2打のリードが大きかった。
心那(ここな)の名前は、両親が「穏やかな心を持ってほしい」と願い命名。今回の優勝で、ステップ・アップ・ツアーの賞金ランキング1位へ浮上した。「まだ序盤戦です。もちろん、意識はしないけど、複数回優勝だけは達成したい」と前置きし、「もし、今、JLPGAツアーへ出場できても、戦える自信がない。予選通過は可能かもしれない。だけど、優勝争いまでは無理だと思います。今年は、しっかりとステップで勉強。強い選手になるためです」と誓っている。
今季のステップは6戦でルーキーが3勝。ニューフェースが躍動中だ。
(ステップ・アップ・ツアー担当=新納 智明)
(天候:晴れ 気温:27.6℃ 風速:2.3m/s)
最終18番、櫻井心那は2オン2パット。2打差をつけ、あっさりと優勝したかのように思えた。ところが、「ウイニングパットをあっさりと、決めたように見えたかもしれません。でも、鳥肌が立っていた」といい、「ガッツポーズの仕方も、よくわからなかった」という。それでも、にこやかにギャラリー、大会関係者、最後はコースに一礼を忘れない。そのしぐさがとても初々しい。
最終日、ルーキー同士のデッドヒートにわいた。特に11番から激しさが増す。櫻井がスコアを落とし、川崎春花がバーディー奪取で通算10アンダーに並ぶ。12番は、ともにバーディーを。「春花さんが11、12番で連続バーディーだった。その勢いに負けないように、私もより必死です。きょうは勝負の楽しさを十分に味わった」と満足そうだ。
ハイライトはパー3の13番。6Iの第1打は、あわやホールインワンだった。「風の読みが難しい。おまけに太陽光の加減で、グリーンが真っ白に見えた。でも、ギャラリーさんの歓声がすごい。ピンへ近いかなぁ、と思ったけど、ビックリした」と振り返る。カップまで50センチのスーパーショット。連続バーディーを奪い、川崎がボギーを叩く。2打のリードが大きかった。
心那(ここな)の名前は、両親が「穏やかな心を持ってほしい」と願い命名。今回の優勝で、ステップ・アップ・ツアーの賞金ランキング1位へ浮上した。「まだ序盤戦です。もちろん、意識はしないけど、複数回優勝だけは達成したい」と前置きし、「もし、今、JLPGAツアーへ出場できても、戦える自信がない。予選通過は可能かもしれない。だけど、優勝争いまでは無理だと思います。今年は、しっかりとステップで勉強。強い選手になるためです」と誓っている。
今季のステップは6戦でルーキーが3勝。ニューフェースが躍動中だ。
(ステップ・アップ・ツアー担当=新納 智明)
【<Photo:Ken Ishii/Getty images>】
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