ドライバーのシャフトを1インチカットしたらどうなる?

Gridge(グリッジ)

【(c)Gridge】

こんにちは、ライターのとやです!

「もう少しドライバーが簡単になってくれたら・・・」と考えるゴルファーはものすごく多いと思います。

巷(ちまた)では短尺ドライバーなんていう商品が出ているくらいですから、今のドライバーのシャフトを短く切っちゃおう!

というものすごく単純な思いつきから、ドライバーのシャフトをカットしてみました!

さぁ、結果はいかに!?

古いドライバーのシャフトをカットしてみる!

【(c)Gridge】

この実験に協力(?)してくれたドライバーがこちら。

コブラのキングコブラ X-SPEED PRO Sというモデルのこちらのドライバー。販売は2007年になります。

元々刺さっていたシャフトはフレックスSのD1.5というバランス。長さは45インチでした。

そこで1インチカットして、オモリで元のバランスに戻すというカスタムを施してみます。

シャフトカットはどっちを切るのが正解なんだろう?

ゴルフのクラフトマンと話しをして、「どっちをカットするのがいいの?」と訪ねてみました。

「ヘッド側(先)をカットすると、シャフトのおいしいところ(しなり等)が使えなくなってしまうので正直おすすめしません」という解答だったため、グリップ側をカットすることに。

ライターとやのショットデータは?

【(c)Gridge】

実際にシャフトカットをする前に、現状のドライバーでショットしてみます。

すると飛距離は大体230〜260ヤード。気持ちよくヒットしたときはややフェード回転で、スピン量が3600〜3800回転とスピン量が多いのが判明。

アイアンはドローなんですが、ドライバーはフェードなんですよね(汗)。

そしてミスショットが出るときは、スライス系のショットが多く出ました。

シャフトカットをすると、飛距離が落ちて方向性が良くなる! なんて言われるのが世の常。いざ実際にシャフトカットへ。

どうなるんでしょうか。

【(c)Gridge】

シャフトカットを終えたドライバーがこちら。

45インチ→44インチ

バランスはD1.5→D1.5(オモリでバランス調整)

オモリの調整ではスピン量を少し抑えるために、ソールのフェース寄りにもオモリを配置。

実際、飛距離や正確性などどのように変わったのでしょうか? いざ実打!

結果:飛距離はほとんど変わらない バラツキが減った!

【(c)Gridge】

実際にショットしてみたデータがこちらです。

カット後の成績のほうがちょっと良いんですが、平均値で見ると飛距離はほぼ変わりませんでした! ヘッドスピードやボール初速もほとんど一緒です。

そしてスライス系のミスが多かったのが、逆にチーピンのミスが出るようになったこと。

そして球筋がフェードからドローへ。

ボールのまとまりという観点で見ると、右へのミスが減って、左のミスが微増。左右のバラツキは軽減されたように感じます。

そしてオモリによりスピン量を調整したためか、心配されていた飛距離にはほぼ影響が出ませんでした。

実は結構お値打ちシャフトカット

シャフトカット、と聞くと初めての方はずいぶん高いのでは? と思われがちなんです。でもかなり安価で、しかもクラブの性格を大きく変えられるチューンです。

シャフトカット、バランス調整、グリップ交換の3つを行ってみましたが、すべて合わせても3000円でお釣りがくるくらい。

もちろん地域やお店によって変わってくる可能性があるとは思いますが・・・。

ライターとやがシャフトカットを行ってみた個人的な感想としては「アリ」ですかね。

なにせ短くなった分、ショットがまとまりそうなイメージが持てているからです。

ま、イメージって大切ですからね(笑)。

次回のラウンドでこのドライバーを使ってみたいと思います!

※シャフトカットを推奨する記事ではありません。またシャフトカットにつきましては、すべて自己責任でお願いいたします。
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著者プロフィール

『ゴルフの楽しさをすべての人に』をコンセプトにしたゴルフ情報サイト。 ビギナーゴルファーにも読みやすいマナーやルールの記事や女性ゴルファーに向けたレッスン記事など幅広い情報を発信中。

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