早大3年・菖蒲が3000m2障害2連覇! 早稲田勢、5000m・ハーフは入賞ならず/陸上関カレ3・4日目

チーム・協会

【表彰式で笑顔を見せる菖蒲(中央)=早稲田スポーツ新聞会】

第101回関東学生陸上競技対校選手権 5月21・22日 東京・国立競技場/神宮外苑周回ハーフマラソンコース

早稲田スポーツ新聞会(記事、写真 及川知世)

 関東学生対校選手権(関カレ)後半の大会3、4日目。長距離ブロックからは男子5000メートル、男子3000メートル障害、男子ハーフマラソンに選手が出場した。男子3000メートル障害に出場した菖蒲敦司(スポ3=山口・西京)が大会2連覇。大会2日目の男子1500メートル3位と合わせ、1人で14点をチームに持ち帰る活躍を見せ、3年ぶり有観客となった関カレで、陸上の聖地国立競技場に集まった長距離ファンを沸かせた。

 その一方で、資格記録全体2位、3位の山口智規(スポ1=福島・学法石川)、伊藤大志(スポ2=長野・佐久長聖)らを送り込んだ男子5000メートル、駅伝主将の鈴木創士(スポ4=静岡・浜松日体)らが出場した男子ハーフマラソンでは入賞者を出すことができず、来る駅伝シーズンに向け、チームの底上げの必要性が浮き彫りとなった。

★3人決勝進出も入賞者はゼロ、課題の残る結果に(男子5000メートル)

(記事 松平将太朗、写真 及川知世)

 男子5000メートルには約2週間前のゴールデンゲームズinのべおかで共に自己ベストを更新した石塚陽士(教2=東京・早実)と伊藤大志(スポ2=長野・佐久長聖)、初エンジとなった山口智規(スポ1=福島・学法石川)が出場した。3人揃って順調に予選を突破するも、4日目に行われた決勝では全員が2桁順位に沈み、入賞を逃す悔しい結果となった。

 3者とも危なげなく着順で予選を突破し迎えた決勝。三浦龍司(順大)が先頭集団を1周67秒ほどで引っ張るかたちで始まったレースの序盤、早大勢は集団真ん中から後方に位置取りレースを進めた。大きな動きなく進んでいくかに見えたが、3000mを過ぎから山口が先頭集団から脱落。一方で石塚と伊藤は終盤まで先頭集団に食らいつく。しかし、残り2周ほどになりレースに動きがあると「対応できる位置にはいたが、出る脚が残っていなかった」(石塚)と振り返ったように、少しずつ順位を落としそのままフィニッシュ。早大勢トップは石塚の12位、全員が入賞には及ばなかった。

 「順位もタイムも納得いくものではない」と語った石塚をはじめ、3人全員が本来の力を発揮できず悔しさの残る結果に終わった今大会。しかし、トラックシーズンはまだまだ続く。悔しさを糧に成長していく今後の彼らの活躍からは目が離せない。

決勝のレースを走る3選手、左から石塚、伊藤、山口 【早稲田スポーツ新聞会】

★安定した強さを見せた菖蒲が2連覇!北村も果敢に攻め6位入賞(男子3000メートル障害)

(記事 堀内まさみ、写真 川上璃々)

 3000メートル障害に出場したのは、昨年優勝を果たした菖蒲敦司(スポ3=山口・西京)と北村光(スポ3=群馬・樹徳)。菖蒲、北村ともに決勝のレースで攻めの走りを見せ、菖蒲は見事大会連覇を果たした。北村も6位入賞を果たし、チームに大きな11点を持ち帰った。

 予選は1組目に菖蒲、2組目に北村が登場。1組目の菖蒲はレース中盤まで集団後方に位置をつけ、冷静な走りを見せる。ラスト400メートルで先頭に出て、集団から抜け出し、最後は余裕をもって1着でゴールした。2組目の北村はスタートから集団前方でレースを進める。ラスト200メートルで1位集団から離され、6位でゴール。着順で決勝進出を決めた。

 翌日行われた決勝。序盤、菖蒲と北村は集団の真ん中あたりで落ち着いた走りを見せる。600メートルを過ぎたあたりで、北村が集団前方に位置を上げるも、菖蒲は変わらず集団の中盤で走る。1200メートルを通過後、菖蒲が前に飛び出し集団を引っ張るかたちに。1800メートルあたりから集団を抜け、2位以下を離した。「ラスト1000メートルあたりでかなり疲労を感じた」(菖蒲)と言うもののその後、2位以下を大きく離し独走状態に入り、ラスト400メートルでスパートをかける。ラスト100メートルでさらにスパートをかけ、そのまま1位でゴールした。北村は3位集団の後方に位置し、残り300メートルで集団を抜け出し、一時単独3位となるも最後は集団に吸収され、6位でゴールした。

 予選、決勝ともに余裕のある走りで、圧倒的な強さを見せつけた菖蒲。しかしレース後「もっとタイムを狙っていたので、結構悔しい結果には終わった」と口にした。次戦は、大阪で開催される日本選手権。今回の結果に満足していない菖蒲は、まだまだ成長を見せてくれるはずだ。6位入賞を果たした北村も途中3位まで登りつめる粘り強さを見せつけ、会場を沸かした。今回の走りを今後に活かし、強い北村が戻ってきてくれるはずだ。

決勝のレースで障害を越える菖蒲 【早稲田スポーツ新聞会】

★早大勢奮わず最高位は安田の15位(男子ハーフマラソン)

(記事 戸祭華子、写真 川上璃々)

 大会最終日の最初に行われた男子ハーフマラソン。早大からは、鈴木創士駅伝主将(スポ4=静岡・浜松日体)、エンジデビューの安田博登(スポ4=千葉・市船橋)と菅野雄太(教2=埼玉・西武文理)が出場した。優勝した日体大・藤本珠輝が大会記録を更新する高速レースの中、安田は15位、菅野は19位に終わった。なお、鈴木は大会前に痛めていた左足の痛みが悪化し、レース前半で棄権した。

  スタートしトラックを走った後、鈴木は大集団の集団前方、安田は中盤、そして菅野は後方に位置取り、1周約1キロの神宮外苑周回ハーフマラソンコースへ。レースは、「平坦で走りやすい(安田)」というコースもあり、強い日差しも照りつけながらも大会記録を更新するハイペースで進む。スタート直後から藤本が先頭に立つ展開の中、5キロを菅野が14分35秒、安田は14分44秒でそれぞれ通過。その後は暑さもありそれぞれ先頭から離されてしまう。中盤以降、安田はレースプラン通り前から落ちてきた選手を一人ずつ拾っていき、順位を少しずつ上げていく。しかし課題のスタミナ不足が響き、最後は64分36秒でフィニッシュ。また、菅野は早大入学後から大会前まで自己記録を更新し続けていたが、64分54秒でのフィニッシュとなり、自己記録の更新はならなかった。

 ハーフの距離で浮き彫りとなった他の駅伝強豪校との差。今大会を通して感じた「長距離全種目で入賞した東洋大をはじめとする他大との差(鈴木)」を埋めるべく、日々練習を積み、長距離ブロック一丸となって秋以降の駅伝で結果を残していきたい。

初めてのハーフマラソンとなった安田 【早稲田スポーツ新聞会】

結果(3日目)

3日目
▽男子1部

▽200メートル

予選

(5組2着+6)

澤大地(スポ4=滋賀・草津東) 21秒26 (+0・2)(1組2着)準決勝進出

西裕大(教3=埼玉・栄東) 21秒10(ー0・3)(3組2着)準決勝進出

三浦励央奈(スポ4=神奈川・法政二) 21秒09(ー0・2)(4組2着)準決勝進出


▽800メートル

予選

(4組3着+4)

筒井航佑(スポ2=愛知・時習館) 1分50秒61 (4組2着)自己新 準決勝進出


準決勝

(2組3着+2)

筒井 1分50秒39 (1組4着)自己新 決勝進出


▽400メートル障害

予選

(3組2着+2)

金本昌樹(スポ2=東京・日大桜丘) 52秒16(1組4着)自己新

田中天智龍(スポ3=鹿児島南) 52秒26(4組3着)

後藤颯汰(スポ4=長崎・五島) 51秒13(2組3着)決勝進出


▽3000メートル障害

予選

(2組5着+2)

菖蒲敦司(スポ3=山口・西京) 8分59秒30 (1組1着)決勝進出

北村光(スポ3=群馬・樹徳) 8分55秒44(2組6着)決勝進出


▽棒高跳

決勝

平川巧(スポ4=静岡・磐田南) 4メートル90 (10位)

▽4×400メートルリレー

予選

(2組3着+2)

早大(眞々田ー竹内ー藤好ー新上) 3分07秒 96(2組3着)決勝進出


▽女子1部

▽200メートル

予選

(4組3着+4)

鷺麻耶子(スポ2=東京・八王子東) 24秒74 (+0・9)(1組3着)準決勝進出

山越理子(人1=東京・富士) 25秒16(ー0・4)(4組5着)


▽800メートル

予選

(4組3着+4)

新田望(スポ1=神奈川・法政二)  2分12秒54 (1組2着)準決勝進出

高田真菜(商4=東京・早実) 2分16秒47(4組7着)


準決勝

(2組3着+2)

新田 2分09秒60 (2組3着)決勝進出

▽400メートル障害

予選

(3組2着+2)

川村優佳(スポ3=東京・日大桜丘) 59秒45 (1組1着)決勝進出

津川瑠衣(スポ3=東京・八王子) 60秒97(2組2着)決勝進出

大川寿美香(スポ1=東京・三田国際) 64秒72(3組7着)


▽4×400メートルリレー

予選

(3組2着+2)

早大  棄権

結果(4日目)

▽男子1部

▽200メートル

準決勝

(2組3着+2)

澤 21秒27 (+0・6)(1組4着)

三浦 20秒77(+0・8)(2組1着)決勝進出

西 20秒90(+0・8)(2組3着)決勝進出


決勝

西 20秒82(ー0・7)(2着)

三浦 21秒08(ー0・7)(4着)


▽400メートル障害

決勝

後藤 51秒05(7着)


▽800メートル

決勝

筒井 1分51秒43 (8着)


▽3000メートル障害

決勝

菖蒲 8分52秒38 (1着)

北村 8分57秒06(6着)

▽5000メートル

決勝

石塚 13分57秒09 (12着)

伊藤 14分00秒87 (16着)

山口 14分14秒06 (20着)


▽ハーフマラソン

決勝

安田博登(スポ4=千葉・市船橋) 1時間4分36秒 (15着)

菅野雄太(教2=埼玉・西武文理) 1時間4分54秒(19着)

鈴木創士(スポ4=静岡・浜松日体) 途中棄権


▽4×400メートルリレー

決勝

早大(眞々田ー竹内ー藤好ー新上) 3分07秒27 (7着)


▼総合得点

早大 60点 (7位)


▼トラック競技得点

早大 60点 (3位)


▽女子1部

▽200メートル

準決勝

(2組3着+2)

鷺 24秒59 (+0・6)(1組2着)決勝進出


決勝

鷺 24秒45 (ー0・3)(4着)自己新


▽800メートル

決勝

新田 2分09秒61 (5着)


▽400メートル障害

決勝

津川 58秒56(3着)

川村 59秒20 (5着)


▼総合得点

早大 26点 (7位)


▼総合得点

早大 26点 (6位)

コメント ▽男子5000メートル 石塚陽士(教2=東京・早実)

石塚陽士(教2=東京・早実)

――今大会の目標を教えてください

上位入賞、表彰台というところを目指してやっていました。

――ゴールデンゲームズinのべおか(ゴールデンゲームズ)で自己ベストを更新してから約2週間、練習ではどういったことを意識して練習されていましたか

自分の中ではラスト上げられたところはありましたが、競り合う中で競り負けたところがあったので、そういうところを改善していこうというところで、ラスト1周あげる練習などを少し重点的に取り組んできました。

――大会に向けて調子はいかかでしたか

特に悪いところはありませんでしたが、そんなに特別調子がいいというわけでもなかったので、可もなく不可もなくといったところでした。

――予選のレースはどういったプランで走っていましたか

予選通過が10人でかなり人数が多いレースになっていたので、ある程度スプリントをきれなくてもよほどのスローペースではない限り、通過できるとは思っていました。ゴールデンゲームズと同じように最初は割とゆっくり目で落ち着いて入って、徐々に前の方に上げて勝負していって、ラスト10番以内に着順で立てればなといった感じで、そういうレースプランで走っていました。

――前の人数を数えながら、という感じでしたか

そうですね、ある程度様子を見ながら、後ろとの差も計りながらどこまで上げるかということを考えながら走りました。

――力は使いすぎずという感じでしたか

そうですね、はい。

――決勝のレースでは、気温などのコンディションはいかがでしたか

予選に比べたら確かに少し暑かったですが、もともとそこまで暑いのが苦手なわけではなかったので、気候に関して条件が悪いとは感じませんでした。

――決勝のレースのご自身の走りを振り返っていかがでしたか

今年走った5000メートルの中で、位置取りに関してはそこそこうまくできたのかなと思っています。予選だと留学生の選手と歩幅、ストライドが合わなくて細かい体力を使って、ゴールデンゲームズでは3000、4000メートルあたりまでかなり後ろの方にいたので、もしそこで切り替えやロングスパートがあったら結構きついかなというものがありました。今回の決勝に関しては、対応できる前の方に位置取りできていたのでそこに関しては良かったかなと思っています。ただ、4000メートル過ぎで集団が動いたときに、ちょっと疲労がまだ抜けきれてなかった部分があったのかもしれないですが、そこで動かしきれなくてそのままずるずる下がって、入賞できなかったのかなという印象です。

――その疲れは予選の疲れですか

予選の疲れというよりはその前の予選に挑む前からの、積み重なった疲労という感じですかね。

――練習で重点的に行われていた最後のスパートについては、どういう評価をご自身でされていますか

まだうまく表れていないかな、全然活かしきれなかったという印象です。

――終盤、法政大の選手が集団から飛び出しましたが、どう考えられていましたか

ちょうど見えた位置ではあったので、対応したかった部分はありましたが、そこで動かしきれなかったというか、そこが自分の弱さだと思います。(法政大の選手が)ポンと出てきたところで対応できる位置にはいたと思いますが、そこからなかなか出る足が残ってなかったというのが反省点だと思うので、そこは今後いちばん大きな改善点なのかなと思います。

――順位やタイムについてはどう考えていますか

順位もタイムに関しても納得のいくものではなくて結構悔しいものにはなっているので、来年しっかりリベンジしていきたいなと思っています。

――今後も主力は5000メートルになりますか

そうですね、5000メートル以上の種目を主軸にやっていきたいと思っています。

――今後の目標や意気込みをお願いします。

トラックシーズンの大きな大会がほぼ僕の場合はもうなくて、次は来月の記録会で1万メートルの記録を狙うので、28分30秒をきれるように、結構早いペースで28分台とか1万メートルの記録を出せたらいいのかなと思っています。

▽男子3000メートル障害 菖蒲敦司(スポ3=山口・西京)

――4日間を振り返って率直な感想をお願いします

4日間だいぶキツかったですが、それでも国立競技場というのが楽しくて、本当に4日間楽しく走ることができました。

――まず1500メートルの決勝のレースを振り返っていかがですか

チームとしても優勝して8点とってきて欲しいという状況で、僕も8点をとる気でいきました。東海大の飯澤(千翔)さんが強くて、ラスト200で出られたときは、もう無理だと思って2位は死守しようとは思いましたが、後ろから来られてしまい、最後粘りましたが勝つことができなかったです。

――ご自身の調子はいかがでしたか

学生個人(日本学生個人選手権)が終わって少し休ませてもらい、そこからかなりいい練習ができていたので、調子はかなりいい状態でこられていました。

――レースプランはどのようなものを考えていましたか

決勝では、間瀬田(純平、スポ1=佐賀・鳥栖工)が最初にハイペースを作ってくれました。飯澤さんに勝つならロングスパートだと言われ、僕はラスト600からのスパートを考えていましたが、初日でかなり力を使ってしまって、ラスト600の時点で体がいっぱいいっぱいの状態でした。ラスト300メートルでいけたらいこうと思っていましたが、そのさらに上を飯澤さんにいかれてしまいました。なかなかプラン通りのレースはできなかったですが、表彰台に上手く入れたのは良かったかなと思います。

――間瀬田選手のレースプランは把握していましたか

そうですね、2人で話して間瀬田は最初からいくと言っていました。結構中距離専門の選手が残っていたので、早い段階から仕掛けないと勝てないというのは分かっていて、それで間瀬田が早くいくということは分かっていたので、それをうまく使えたらなと思っていました。

――続いて3000メートル障害(サンショー)の決勝のレースを振り返っていかがでしたか

優勝は確実にしなければならないと思っていて、その中で日本選手権に向けてどういうレースをするかが課題だったのでラスト1200から1000メートルあたりから仕掛けて、ラスト1000を2分40秒から2分45秒でいけたらなとは思っていました。

――思い通りのレースはできましたか

もっとタイムを狙っていたので、結構悔しい結果には終わりましたが、しっかりと優勝してチームに8点をとって帰って来られたのは良かったかなと思います。

――ゴール後に冴えない表情をされていたのは、そういう理由ですか

そうですね、結構タイムを狙っていたのでそれが出なかったこととラスト1000で単独になった瞬間に3日間の疲労がどっときてしまって、やっと終わったという感じでした。

――具体的に目標としていたタイムはどのくらいでしたか

優勝は絶対で、タイムとしては大会記録の8分35秒あたりを狙っていけたらなとは思いましたが、なかなかうまくいかなかったです。

――集団から抜けるのがいつもより早いと感じたのですが、狙いはありましたか

相楽(豊駅伝監督、平15人卒=福島・安積)さんとラスト1000メートルを2分40から2分45秒で上がってこようということは話していたので、それを目的に今回は結構早めから仕掛けにいきました。

――レース前に疲労はありましたか

1500メートルでいい感じの刺激が入って、サンショーは余裕もって来れていたつもりでしたが、やっぱり走ってみたらラスト1000メートルあたりでかなり疲労を感じました。

――レース中はモニターで自分の姿をチェックされていましたか

そうですね、僕は結構見ちゃいますね。後続との差だったり、周りの表情だったりというのを結構いい画質でモニターに映っていたので、それは結構頻繁に確認はしていました。

――次のレースはいつになりますか

次のレースは3週間後の日本選手権になります。

――意気込みをお願いします。

入学したときから世界に行きたいと言っていて、ユニバ(FISUワールドユニバーシティゲームズ)に行けたと思いましたが、外れてしまいました。結局大会はなくなりましたが、この日本選手権も世界がかかっているということで、どれだけ8分22秒に挑戦していけるかということが目標になると思うので、8分22秒で3番以内という目標でやっていきたいです。

▽男子ハーフマラソン 鈴木創士駅伝主将(スポ4=静岡・浜松日体)

――棄権の理由を教えてください

左ふくらはぎが痛くなったため。

――大会前と今日の調子を教えてください

大会までは割と順調に練習もできていました。ただ先週の日曜日に車と事故を起こしてしまい、4日ほど走れない期間がありました。それを除けばいい感じできて、今日も悪かったわけではないです。

――早大の他選手の結果についてはどう考えていますか

よかった!と満足している選手は少ないと思います。他大との差を測れるいい機会になりました。特に今回東洋さんはしっかり入賞していて、自分達との差を感じました。私たちのチームはまだ少し自分を始め詰めが甘いなと思いました。

▽男子ハーフマラソン 安田博登(スポ4=千葉・市船橋)

――初エンジの感想をお聞かせください

大学入って以降初めて、(学校の)代表として走る大会だったので、緊張はしていなかったのですが、結果を残さないと、ということは思っていました。

――今大会の目標を教えてください

タイムというよりは、前に頑張って付いていって、中盤粘る走りができたらいいかなと思ってスタートしました。

――レースプランとしてはどういったものを考えていましたか

最初から突っ込むのではなくて、スローペースでもゆっくり、後ろの方からじわじわ落ちてきた選手たちを捉えていこうということを意識していました。

――中盤以降順位を上げているように見えたのですが、そのプラン通りにいったというかたちですか

そうですね。予定通りには走れました。

――暑さなどのコンディションはいかがでしたか

そんなに暑さは感じなかったのですが、僕自身の課題のスタミナというところが後半響いて、レースがばらけてきて上げないといけないところで、上げられなかったので、そこで課題が見つかるレースだったと思います。

――大会前までの調子はいかがでしたか

そんなに調子自体は上がっていなくて、練習を積む段階の途中で、1カ月半くらいの準備の期間だったのですが、その中では自分的には良く走れたと思っています。

――今シーズンの調子はどういった感じですか

今シーズンはレース自体が2回目だったので、まだまだこれから上がってくると思うので、今回は今回として、次頑張りたいです。

――今回のコースは走りやすかったですか

平坦だったので走りやすかったです。

――レースの先の見通しは立てやすいコースでしたか

そうですね。前が結構見えたので、先頭が見える位置で走っていようというのは思っていました。

――結果についてどういった捉え方をしていますか

これから予選会(東京箱根間往復大学駅伝予選会)とかで、長い距離を走らないといけないので、初めてのハーフ(マラソン)で全然わからなかったのですが、今回走ってみて、次につながるレースにはなったのかなと思っているまず。次は予選会があるので、それに向けて、良い準備ができたなと思っています。

――具体的に初めてハーフを走って得た収穫や見つけた課題を教えてください

ペース的には余裕を持っていけたのですが、スタミナの部分、10キロ以降、15キロくらいのポイントとなる場所で、そこでしっかり粘らないとダメなので、そこが絵ばれるようになればしっかり他大の速い選手と戦えるのでは無いかなと思っています。

――今後への意気込みをお願いします

今回、チームの3人の中ではトップで走れて、練習の中でも引っ張っていく立場になるので、そういうところも考えて、周りを持ち上げられるように練習に臨みたいです。
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著者プロフィール

「エンジの誇りよ、加速しろ。」 1897年の「早稲田大学体育部」発足から2022年で125年。スポーツを好み、運動を奨励した創設者・大隈重信が唱えた「人生125歳説」にちなみ、早稲田大学は次の125年を「早稲田スポーツ新世紀」として位置づけ、BEYOND125プロジェクトをスタートさせました。 ステークホルダーの喜び(バリュー)を最大化するため、学内外の一体感を醸成し、「早稲田スポーツ」の基盤を強化して、大学スポーツの新たなモデルを作っていきます。

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