打点ブレても高初速＆適度につかまる優等生「キャロウェイ ローグ ST MAX ドライバー」
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スタンダードなモデルの「ローグ ST MAX ドライバー」
今回からは「ローグ ST」シリーズのドライバーを試打していきますよ。最初に試打するのは「ローグ ST MAX ドライバー」。シリーズのなかでは、最もスタンダードなモデルです。まず目に止まるのが、クラブのカラーリング。クラウンがツヤ消し塗装になっていて、差し色にブロンズゴールドが使われています。全体的にシックで高級感がありますよね。
テクノロジーの進化としては、AIを使って設計した「フラッシュフェース」がバージョンアップして、ボールスピードを最大化するだけではなく、打ち出し角やスピン量まで最適化する新設計になった点です。ヘッド最後部に固定式のタングステンウェイトを搭載しており、従来よりも慣性モーメントと安定性を向上しているところも特徴ですね。
ヘッド形状は、従来からのキャロウェイらしい感じ。投影面積が大きめで安心感があって、やさしく打てそうに感じます。個人的にはツヤ消しのヘッドが好きなので、構えたときの印象はとてもいいです。
【ツルさん】
従来ほどシャローバックではなくなったせいか、クラウンがフラットに見えて、これまでのキャロウェイのスタンダードモデルよりも構えやすく感じます。僕も印象はいいですよ。（笑）
打ってみると、やわらかめの打感。フェースにボールが乗っているようなフィーリングがあって心地いい！ ロフト角10.5度の試打クラブで打つと、ロフトどおりに打ち出しから球がよく上がり、スピンが多すぎない最適弾道で飛ばしやすいです。
打つと、やさしさを実感しますよね。ほどよく球をつかまえやすく、特筆すべきはオフセンターヒットに強いところ。ちょっとくらいミスしてもボール初速が変わらないし、安定してつかまった球を打っていけます。それでいてフェードヒッターの僕が左に振り抜いても、引っかけるミスが出にくい。全体的にちょうどいい性能ですよね。優等生って感じです。
【ホッシー】
ツルさんの言うとおり、ボール初速が落ちにくいドライバーです。ヘッドの基本性能は、球が上がりやすく、ちょっとつかまります。多くのアマチュアにハマりそうな性能です。標準装着されているシャフト「VENTUS 5 for Callaway」について、ツルさんはどう感じました？
“名称に偽りなし”で、これが意外とちゃんとした「VENTUS」なんですよ（笑）。手元側にしなりが感じられて、中間から先端がしっかりしています。ボールをつかまえたり、初速をアップさせたりする動きはしないけれど、多くのゴルファーが当てやすく感じられそうなシャフトです。僕が普段から使うカスタムシャフトの「VENTUS BLUE」よりはしなりを感じるけれど、この標準シャフトでも気持ちよく打てました。
【ホッシー】
僕のヘッドスピードは40m/s台後半ですが、フレックスSなら頼りなさは感じなかったです。
【ツルさん】
フレックスSの最適ヘッドスピードは43m/s前後かな。「ローグ ST MAX」は、ヘッドもシャフトも多くの人にハマりそう。とにかく一度、この標準仕様のままで試してみてほしいですね。
試打したクラブのスペック
●ロフト角：10.5度 ●シャフト：VENTUS 5 for Callaway ●硬さ：S
マイクラブ情報
●ロフト角：10.5度 ●シャフト：Diamana TB 50 ●硬さ：S
ツルさん：タイトリスト TSi3 ドライバー
●ロフト角：10度 ●シャフト：VENTUS BLUE 6 ●硬さ：X
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