中古で1万円以下のモデルも 女子ツアー制覇を支えたユーティリティ ゴルフダイジェスト・オンライン 2022年2月11日 8:30 【ゴルフダイジェスト・オンライン】 近年、女子プロの間でロフト角が大きいユーティリティの需要が高まっている。2021年の国内女子ツアー優勝者(20人)の使用アイアンを調べてみると、半数以上の11人が5番よりも大きい番手を入れておらず、代わりに距離がラクに出せるクラブとして重宝されているようだ。今回は、彼女たちの優勝を支えたユーティリティの中古状況を調査してみた。 渋野日向子は26度と30度のユーティリティを使用 ※リンク先は外部サイトの場合があります 新しいモデルでは、鈴木愛と渋野日向子が使うピン「G425 ハイブリッド」(2020年)の人気が高い。ロフトバリエーションと純正シャフトのラインアップが豊富で、打ちやすいクラブを選択できる。中古だと2万円台前半から見つけることができた。 一方で、同じモデルを使い続ける選手が意外と多く、こちらは中古でしか手に入らないモノが多い。青木瀬令奈は住友ゴム工業「スリクソン Z H65 ハイブリッド」(2016年)、菊地絵理香はタイトリスト「816 H1 ユーティリティ」(2015年)、若林舞衣子はヨネックス「EZONE XPG ユーティリティ」(2016年)を使用。いずれも発売から5年以上が経っており、1万円を切る価格となっている。堀琴音が使うブリヂストン「ツアーステージ X-DRIVE GR ユーティリティ」は2012年と10年前のモデルで、6000円前後からが相場だ。 ユーティリティのメリットとしては、重心が深く慣性モーメントが大きいので、ミスヒットに強くボールを上げやすい。ラフにも強いので、使い慣れれば大きな武器になる。年式にこだわらなければ意外と安く手に入るため、“使わず嫌い”のゴルファーは試しに女子プロのセッティングを参考にしてみては。 前へ 1 次へ 1/1ページ