サーフィンチャンピオンシップツアー会場にエルサルバドルが初選出

チーム・協会

【 ISA / Ben Reed】

1月29日からハワイ・パイプラインで開幕する2022年サーフィンチャンピオンシップツアー(CT)開幕戦『Billabong Pro Pipeline』を前に、ワールド・サーフ・リーグ(WSL)が2022年CTスケジュールと会場の変更を発表。

第7戦がカリフォルニアから中米のエルサルバドルに変更され、これに伴い第7戦以降の開催日もやや変更された。カリフォルニアは昨年と同じくシーズンの最後にトップ5で争われる「Rip Curl WSL Finals」の会場に決定した。

【WSL】

■2022 CTスケジュール
1月29日〜2月10日 ハワイ・パイプライン
2月11日〜2月23日 ハワイ・サンセット
3月3日〜3月13日 ポルトガル・ペニシェ
4月10日〜4月20日 オーストラリア・ベルズビーチ
4月24日〜5月4日 オーストラリア・マーガレットリバー
(ミッドシーズンカット)
5月28日〜6月6日 インドネシア・G-LAND
6月12日〜6月20日 エルサルバドル
6月23日〜6月30日 ブラジル・サクアレマ
7月12日〜7月21日 南アフリカ・ジェフリーズベイ
8月11日〜8月21日 フランス領ポリネシア・チョープー
9月8日〜9月16日 WSLファイナルズ アメリカ・トラッセルズ

初めてCT会場となるエルサルバドル

2021WSGでの五十嵐カノア 【ISA/PabloJimenez】

今回初めてCT会場に選ばれたエルサルバドル。国際サーフィン連盟(ISA)が行う『2021 ISA World Surfing Games(WSG)』や2019年のSUP世界大会の舞台になり、2024パリ五輪の選考大会となる2023年のWSGも開催予定など、近年大きな大会の招致を進めている。

2019年に当時37歳のブケレ大統領が就任して以来、国を挙げてサーフィンを社会経済開発計画の中核として位置付け「Surf Cityキャンペーン」を展開。海岸線に沿って少なくとも50の優れたサーフスポットがあるとされる。

WSLサイトによれば、会場となるのはPunta Rocaポイント。2021年WSGの会場となったEl SunzalやLa Bocanaから5~6km東側にある玉石のライトのポイントで、「小さな時はヌーサ、サイズのあるときはJベイのよう(※)」と言われている。

※ヌーサはオーストラリアのサーフポイントの一つで、ロングボーダーの聖地とも呼ばれる。Jベイは南アフリカのサーフポイントでCT会場にもなっている。

2022年CT 新フォーマット

2022年CTは初めて男女が完全統合され、男女のイベント数は同数になり、全て同じ会場で行われ、賞金も同額を継続する。

更に今シーズンから以前にもあったシーズン中盤で選手を絞る「ミッドシーズンカット」が導入され、第5戦を終了した時点のランキングでメンズは36名から24名、ウィメンズは18名から12名にカットされる。

2022年CTシーズンは10イベントを予定。その中でも24年ぶり、ウィメンズは初となるインドネシアのGランドや、CT初開催となるエルサルバドル、2024年パリ五輪会場でもあるタヒチ・チョープーもウィメンズ初となるため、注目を集めそう。

なお、WSLはオミクロン株の流行により新型コロナウイルスの問題が再び深刻になっている世界的な情勢を考え、開催地や日程などの調整や変更の可能性もあるとしている。

(THE SURF NEWS編集部)
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