前田が開始4分デビュー弾、旗手は試合のMVPに|セルティックFC

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ハイバーニアンに2-0で勝利!新加入の日本人3選手が鮮烈デビューを飾る

 スコットランドリーグの第21節。2022年の最初の試合となるセルティックのメンバー表には新加入の日本人3人の名前が載っていた。前田と旗手はスタメンでの出場で井手口はベンチからのスタートとなった。相手は5位につけているハイバーニアンで優勝争いから脱落しないためにも絶対に落とせない一戦だった。

 立ち上がりのわずか4分、Jリーグの2020/21シーズンの得点王である前田がこれ以上ない形で自らのパラダイスデビューを飾る。エリアの真ん中の位置でトム・ロギッチからパスをもらうとファーストシュートでゴールを奪い、ホームに集まった大観衆が歓喜に沸いた。前田は最高かつ完璧な形でセルティックでのキャリアをスタートさせた。

 セルティックはその後も主導権を握り続ける。中央のトップ下のポジションに入った旗手がリズムを作り出し、中盤の攻撃を活性化させた。すると、24分にハイバーニアンのディフェンダーがペナルティエリア内でハンドの判定を受け、セルティックがPKを獲得する。これを名手ユラノヴィッチが落ち着いて決めてみせリードを2点差に広げる。

仲間から祝福を受ける前田 【©CelticFC】

 前半はセルティックが試合を支配して、2点のリードを保って後半に突入した。後半は前半ほどの勢いはなかったものの、変わらずセルティックが優位に試合を進める。後半も旗手がスペースに積極的に顔を出して、緩急を織り交ぜながらテンポよく試合を展開し味方のチャンスを演出する。
 56分、セルティックはコーナーキックのチャンスから3点目を奪う機会があったが、スターフェルトのヘディングシュートをアバダがあとわずかのところで枠に入れることができずチャンスをふいにする。前田と旗手は74分までプレーし途中交代となった。この交代のタイミングで井手口もセルティックパークでのデビューを果たす。

 試合はこのまま2点のリードでクリーンシートを維持したセルティックがホームで勝ち点3を手にした。MOMには旗手が選出されており、ジャパニーズボーイズのセルティックの旅は素晴らしい船出となった。

試合のMOMに選ばれた旗手 怜央 【©CelticFC】

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著者プロフィール

セルティックFCは1887年に設立されたイギリス・スコットランドの名門サッカークラブで、グラスゴーに本拠地を構えます。世界的に有名なサッカークラブで、2005-06シーズンから2008-09シーズンまで中村俊輔選手が、2007-08シーズンから2009-10シーズンまで水野晃樹選手が所属していました。特に2006年11月、チャンピオンズ・リーグのマンチェスター・ユナイテッド戦で中村選手が決めたフリーキックは、現在でもファンの間で語り継がれています。

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