2位はテーラーメイド「SIM2 MAX ドライバー」が入り、トップ10のうち半分(5本)がテーラーメイド社製という結果になった。顔を見比べる企画「クラブは“顔”が命!」では、「『SIM2 ドライバー』と同じハイバック形状で、レベルブロー軌道で分厚いインパクトを生みそう」と解説。「MAX」というやさしめなイメージに引っ張られがちだが、やはりそこはツアーモデル。フックフェースでつかまり過ぎるほどの性能ではないようだ。
テーラーメイド SIM2 SIM2 マックス ドライバー TENSEI BLUE TM50 シャフト:TENSEI BLUE TM50
4位に「SIM MAX ドライバー」がランクイン。「SIM」に続いて兄弟モデルがともにトップ10入りし、マークダウン(値下げ)品を狙って購入を検討するユーザー数に影響されているようにうかがえる。性能の高さには定評があり、ダスティン・ジョンソンは2021年の「マスターズ」で、最新モデル「SIM2」ではなく「SIM MAX」を替えずに使っていた。
ピン「G425 MAX ドライバー」は、慣性モーメント値を上限ギリギリまで押し上げ、「飛んで曲がらない」コンセプトをさらに進化させた。振り心地が気になるところだが、「クラブ試打 三者三様」の西川みさとプロは、「意外とオーソドックス? ものすごく大きく変わった印象はなかった」と、高慣性モーメントの弊害を感じることなく上々の評価をつけた。
ピン「G410 PLUS ドライバー」は、約3年前のモデルながら渋野日向子がいまだに使用を続けるモデルとして人気が高い。渋野はロフト角9度のヘッドに、藤倉コンポジット「スピーダー NX 50」の硬さSシャフトを装着。FWやUTはすでに「G425」シリーズにスイッチしており、1Wだけはなかなか変えられないことが分かる。