前走の距離と上がり順位に注目! 府中牝馬Sを分析する
【 2020/10/17 東京11R 府中牝馬ステークス(G2) 1着 4番 サラキア】
府中牝馬S近5年の人気別成績
■表1 【府中牝馬S近5年の人気別成績】
以下、3〜5番人気馬が1勝ずつ。昨年は7番人気サラキアが勝利している。6〜9番人気馬はのべ【1.2.2.14】で複勝率26.3%と高く、近3年で毎年1頭は3着以内に入っている。一方、10番人気以下の馬はすべて4着以下に敗れている。
配当面では、16〜18年は3連単2万円以下と堅い決着でおさまっていたが、一昨年は4→9→2番人気で3連単7万7860円、昨年は7→6→8番人気で同18万9020円と近2年は波乱となっている。
府中牝馬S近5年の枠番別成績
■表2 【府中牝馬S近5年の枠番別成績】
勝ち星では4枠の馬が近3年続けて優勝している。近10年でも4枠・7枠が各4勝、8枠が2勝で、すべて4枠から外の馬が勝利していた。
府中牝馬S近5年の前走距離別成績
■表3 【府中牝馬S近5年の前走距離別成績】
前走1600m組は16年クイーズリングが勝利し、複勝率21.7%。3着以内馬5頭はいずれも府中牝馬Sで上位3番人気以内に支持されていた。なお、前走2000m組で好走したのは17年1着クロコスミアの1頭のみと不振傾向にある。
府中牝馬S近5年の前走上がり順位別成績
■表4 【府中牝馬S近5年の前走上がり順位別成績】
前走上がり2位の馬は勝ち星こそないものの、複勝率40%と優秀だ。これら前走上がり2位以内の馬は要チェック。なお、勝ち馬5頭はいずれも前走上がり3位以内だった。
府中牝馬S近5年の前走人気別成績
■表5 【府中牝馬S近5年の前走人気別成績】
前走3番人気馬は昨年のサラキア、前走5番人気馬は一昨年のスカーレットカラーがそれぞれ勝利しており、勝ち馬はいずれも前走で5番人気以内に支持されていた。なお、前走10番人気以下の馬はすべて馬券圏外に敗れている。
前走から継続騎乗or乗り替わり別成績(近5年)
■表6 【前走から継続騎乗or乗り替わり別成績(近5年)】
騎手別では岩田康誠騎手【2.0.0.1】、ルメール騎手【1.2.0.0】、M.デムーロ騎手【1.1.0.2】で複数回馬券圏内に入っている。
<今年の注目馬>
文:ケンタロウ(けんたろう)
1978年6月、鹿児島県生まれ。早稲田大学社会科学部卒業。初めて買った馬券が大当たりし、それから競馬にのめり込むように。データでは、開催日の馬場やコース適性に注目している。好きなタイプは逃げか追い込み。馬券は1着にこだわった単勝、馬単派。料理研究家ではない。
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