日本人に34インチは長過ぎる!?あなたのパターは長くありませんか?

Gridge(グリッジ)

【(c)GAHAG】

スコアの約40パーセントと大半を占めるパッティングの重要性は、ゴルファーならば誰もが知っていることです。
グリーンに乗ったボールのカップインの確率を高める重要な要素となるのが、正しいラインの読みと適正な距離感です。
狙ったラインに対して真っすぐストロークをすることと距離感を合わせることは、使用するパターとの相性も密接に関係しているのです。

パターの性能で苦手な要素を補う

コースによっては、グリーンが大きく、ボールがグリーンオンしていても、アプローチショット以上の距離をパッティングすることもあります。
また、小さな砲台グリーンの短い距離のパットでも、アンジュレーションの厳しいグリーンではライン読みも難しく、なかなかカップインできず、3〜4パットしてしまうこともありますよね。
感覚的要素の強いパッティングでは、方向性、距離感を合わせやすくするために適したパターというものがあります。
パッティングにおける苦手の要素をパターの性能で補うことで、カップインの確率がアップする可能性があるゴルファーも多いのです。
例えば、ロングパットが苦手というゴルファーなら、マレット型のように直進性の高いパターがいいでしょう。
方向性を合わせやすいので、距離感だけに意識を集中しやすいからです。
ショートパットが苦手なら、ピン型のように方向性を重視しやすいパターが適しています。
逆に、感覚の出しやすいピン型のほうが距離感を合わせやすく、ショートパットはマレット型のほうが真っすぐ打ちやすい、という人もいます。
自分にはどんなタイプが合っているのか、チェックしてみましょう。

34インチは欧米人の標準的な長さ

また、多くのアマチュアゴルファーはパターの長さが合ってない傾向が見られますので、シャフトの長さには細心の注意を払うべきです。
パターは両腕を肩から自然に垂らした位置でグリップしてストロークするのが理想で、平均的な日本人の場合、長さは32〜33インチが適しています。
ところが、ゴルフショップで販売されているパターのほとんどが34インチで、シャフトが長過ぎるために、両ひじを左右に張り出して、いかり肩の構えになっています。
34インチという長さは身長も手足も長い欧米人のスタンダードの長さであり、それよりも小さい日本人が34インチを使用しているのは理屈に合っていませんよね。

距離感を出しやすいパターが適正な長さ

メトロノームのようにパターで連続素振りをしてみてください。自分が最も自然に振れる長さがあるはずです。
両ひじをあまり横に張らないようにして、腕の角度を作らず、両腕をスッと伸ばして構える形は、歴代のパットの名手ベン・クレンショーやブラッド・ファクソンらに共通したポイントです。
パター自体もヘッドの重さを利用したストロークのリズムがあるのですから、距離感を合わせるという観点から考慮すると、あまり長いパターは避けたほうがいいでしょう。
ストロークでストレスを感じられるパターを使用していても、パット数は向上することはありません。
距離感を出しやすいパターこそが、あなたにとって適正な長さです。
一度愛用のパターを確認して、シャフトが長いと感じたら、短めに持って素振りをしてみて適当な長さを探し、0.5〜1インチほど短く切ることをお勧めします。
  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

『ゴルフの楽しさをすべての人に』をコンセプトにしたゴルフ情報サイト。 ビギナーゴルファーにも読みやすいマナーやルールの記事や女性ゴルファーに向けたレッスン記事など幅広い情報を発信中。

新着記事

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント