新・貧打爆裂レポート『SIM グローレ アイアン』
【(c)Gridge】
今回の貧打爆裂レポートは、2020年10月9日に発売されたテーラーメイド『SIM グローレ アイアン』です。
いつものようにコースに持ち込んで、ラウンドしました。テーラーメイドの日本市場向けアイアンの秘密に迫ります! 動画も含めての試打レポートです。
いつものようにコースに持ち込んで、ラウンドしました。テーラーメイドの日本市場向けアイアンの秘密に迫ります! 動画も含めての試打レポートです。
『SIM グローレ』は、機能満載の贅沢なアイアン!
【(c)Gridge】
『SIM グローレ アイアン』は、テーラーメイドが2020年10月9日に発売したクラブです。
『SIM グローレ アイアン』は、最新のブランドである『SIM』と日本国内で何代も続いてきた『グローレ』ブランドを融合して、良いところ取りしたクラブです。
『SIM グローレ アイアン』のコピーは、“誰もが、打てる。飛ばせる。”です。
【試打クラブスペック】
ヘッド ステンレススチール450SS+タングステン
フェース #5〜#9:クロモリ鋼4140 PW〜SW:ステンレススチール450SS
シャフト Air Speeder TM(SR)
ロフト #6/24度、#7/27度、#8/31.5度、#9/36度、PW/41度
価格(税別) 5本組(#6〜#9、PW) 13万円
『SIM グローレ アイアン』の第一のテクノロジーは、「スピードブリッジHT」です。
バックフェースの両サイドに、ソールとトップラインをつなぐスピードブリッジを設置することで、エネルギーの伝達効率を上げて、芯を大きくしています。結果として、安定したボールスピードが実現するというわけです。
そして、見て確認することができませんが、フェースの構造は「L型ICTフォージドフェース」が採用されています。
リーディングエッジまでカップフェースのような構造でフェースを薄くしてあり、番手別にフェース裏側の構造を変えて、直進性能を向上させています。
「シャローヘッド」を採用し、振り抜けの良い「ワイドソール」を採用したことで、テーラーメイド史上最も低い重心を可能にしています。
トウ側には、約49グラム(#7)のタングステンウェイトを配置し、スッキリした「フラットトップライン」を採用したことで、こだわりのあるゴルファーでも満足できるアイアンになっています。
最後に、ソールを見ると目立ちますが、飛距離性能を支える「貫通型スピードポケット」を採用しています。
『SIM グローレ アイアン』は、テーラーメイドが『SIM』ブランドで使用している最先端テクノロジーを惜しみなく搭載しているのです。同時に、『グローレ』で培ってきた日本人ゴルファーに向けた見た目のこだわりや振りやすさに満足してもらえるようにチューニングしてあるのです。
7番アイアンのロフト角は27度です。
市場には7番アイアンで29度というアイアンが主流になりつつありますが、それよりも2度立っています。ロフトだけで想像すると、クラシックロフトの34度と7度違いで約2番手の差があり、トレンドなロフトとは2度違いですから半番手飛ぶように考えられます。
『SIM グローレ アイアン』は贅沢なアイアンです。
飛距離性能を限界に近いところまで上げて、かつ、やさしく打ちやすいアイアンになるように設計、チューニングされているからです。
『SIM グローレ アイアン』は、最新のブランドである『SIM』と日本国内で何代も続いてきた『グローレ』ブランドを融合して、良いところ取りしたクラブです。
『SIM グローレ アイアン』のコピーは、“誰もが、打てる。飛ばせる。”です。
【試打クラブスペック】
ヘッド ステンレススチール450SS+タングステン
フェース #5〜#9:クロモリ鋼4140 PW〜SW:ステンレススチール450SS
シャフト Air Speeder TM(SR)
ロフト #6/24度、#7/27度、#8/31.5度、#9/36度、PW/41度
価格(税別) 5本組(#6〜#9、PW) 13万円
『SIM グローレ アイアン』の第一のテクノロジーは、「スピードブリッジHT」です。
バックフェースの両サイドに、ソールとトップラインをつなぐスピードブリッジを設置することで、エネルギーの伝達効率を上げて、芯を大きくしています。結果として、安定したボールスピードが実現するというわけです。
そして、見て確認することができませんが、フェースの構造は「L型ICTフォージドフェース」が採用されています。
リーディングエッジまでカップフェースのような構造でフェースを薄くしてあり、番手別にフェース裏側の構造を変えて、直進性能を向上させています。
「シャローヘッド」を採用し、振り抜けの良い「ワイドソール」を採用したことで、テーラーメイド史上最も低い重心を可能にしています。
トウ側には、約49グラム(#7)のタングステンウェイトを配置し、スッキリした「フラットトップライン」を採用したことで、こだわりのあるゴルファーでも満足できるアイアンになっています。
最後に、ソールを見ると目立ちますが、飛距離性能を支える「貫通型スピードポケット」を採用しています。
『SIM グローレ アイアン』は、テーラーメイドが『SIM』ブランドで使用している最先端テクノロジーを惜しみなく搭載しているのです。同時に、『グローレ』で培ってきた日本人ゴルファーに向けた見た目のこだわりや振りやすさに満足してもらえるようにチューニングしてあるのです。
7番アイアンのロフト角は27度です。
市場には7番アイアンで29度というアイアンが主流になりつつありますが、それよりも2度立っています。ロフトだけで想像すると、クラシックロフトの34度と7度違いで約2番手の差があり、トレンドなロフトとは2度違いですから半番手飛ぶように考えられます。
『SIM グローレ アイアン』は贅沢なアイアンです。
飛距離性能を限界に近いところまで上げて、かつ、やさしく打ちやすいアイアンになるように設計、チューニングされているからです。
線で攻めるアイアンとして『SIM グローレ』は完成している!
動画を見てください。
『SIM グローレ アイアン』の純正カーボンシャフトの「Air Speeder TM」のSRフレックスは、ちょっと注意が必要です。
SRが最も硬い設定ですが、持った感じ、振った感じがかなり柔らかいのです。柔らかいシャフトが好きか、得意だというゴルファー以外には合わない可能性があります。
動画でも、抑えめに振っているショットは、きれいにインパクトできていますが、しっかり振っているショットは、明らかにアンダースペックでヘッドがインパクトに理想通りに降りてきていません。
タイミング良くアジャストすれば、素晴らしいボールが打てますが、その分、打てない人には容赦がないシャフトです。
『SIM グローレ アイアン』は、外観でも機能を詰め込んだとわかります。そういうアイアンの多くは、アドレスすると違和感を感じたりする副作用があったりますが……『SIM グローレ アイアン』は、フェースの長さが目立たない工夫があったり、形状もシャープさを感じさせたりして、違和感がないように上手に作られています。
アドレスでも、ソールの効きの良さを感じさせます。個人的には、プラスに感じるのですが、ソールが気になって打ちづらいと感じてしまう人もいるかもしれません。
『SIM グローレ アイアン』をコースで実際に打ってみました。
ショートアイアンは1番手から1番手半、クラシックロフトのアイアンよりキャリーで飛びます。
ミドルアイアンは、楽々2番手アップのキャリーです。
転がりまで含めての飛距離性能になっているアイアンが多い中で、キャリーで飛ぶというのは見事です。
面白かったのは弾道です。高弾道を想定しましたが、中弾道の強いボールが出ます。初速感が強いです。
また、打音も特徴があります。芯に当たらないと、著しく響きが悪くなるのです。個人的には、この特徴は好感触でした。
芯に当たった打音の音量はほど良く、金属系の単音でカッコイイ音質です。
打ち応えは、初速感が強いこともあって、柔らかいというより、軽い感覚です。
『SIM グローレ アイアン』で、最も興味深かったのは、直進性能です。
とにかく、真っすぐに飛ぼうとします。これは、多くのアイアンが売り文句にしている機能ですが、『SIM グローレ アイアン』は強烈で、トップクラスです。
『SIM グローレ アイアン』は、飛んで真っすぐ行くアイアンが欲しいゴルファーにオススメです。
線で攻めるアイアンとして、徹底して作られています。そういうアイアンが欲しいオールドゴルファーや女性ゴルファーにオススメです。
スピン性能について、最後になりましたが、最小限です。止まらないというわけではなく、止まろうとはしますが、いわゆるバックスピンでボールが戻るようなことはないというレベルです。
ランを含んだ飛距離性能は、ぶっ飛び系アイアンに匹敵します。
『SIM グローレ アイアン』は、頭を使ってゴルフができるゴルファーに使ってほしいクラブです。
試打ラウンド中に、点で攻めるゴルフをするなら、他のアイアンを使うべきだとい
う潔いメッセージすら感じました。
アイアンが苦手なゴルファーの何割かは、技術的に不可能なのに点で狙うゴルフをして自滅しています。線で攻めるゴルフは、やってみると楽しいですし、面白いのです。
『SIM グローレ アイアン』は、多くのゴルファーに、本当の自分のゴルフを見つけろ、と言っているように思えるアイアンです。
『SIM グローレ アイアン』の純正カーボンシャフトの「Air Speeder TM」のSRフレックスは、ちょっと注意が必要です。
SRが最も硬い設定ですが、持った感じ、振った感じがかなり柔らかいのです。柔らかいシャフトが好きか、得意だというゴルファー以外には合わない可能性があります。
動画でも、抑えめに振っているショットは、きれいにインパクトできていますが、しっかり振っているショットは、明らかにアンダースペックでヘッドがインパクトに理想通りに降りてきていません。
タイミング良くアジャストすれば、素晴らしいボールが打てますが、その分、打てない人には容赦がないシャフトです。
『SIM グローレ アイアン』は、外観でも機能を詰め込んだとわかります。そういうアイアンの多くは、アドレスすると違和感を感じたりする副作用があったりますが……『SIM グローレ アイアン』は、フェースの長さが目立たない工夫があったり、形状もシャープさを感じさせたりして、違和感がないように上手に作られています。
アドレスでも、ソールの効きの良さを感じさせます。個人的には、プラスに感じるのですが、ソールが気になって打ちづらいと感じてしまう人もいるかもしれません。
『SIM グローレ アイアン』をコースで実際に打ってみました。
ショートアイアンは1番手から1番手半、クラシックロフトのアイアンよりキャリーで飛びます。
ミドルアイアンは、楽々2番手アップのキャリーです。
転がりまで含めての飛距離性能になっているアイアンが多い中で、キャリーで飛ぶというのは見事です。
面白かったのは弾道です。高弾道を想定しましたが、中弾道の強いボールが出ます。初速感が強いです。
また、打音も特徴があります。芯に当たらないと、著しく響きが悪くなるのです。個人的には、この特徴は好感触でした。
芯に当たった打音の音量はほど良く、金属系の単音でカッコイイ音質です。
打ち応えは、初速感が強いこともあって、柔らかいというより、軽い感覚です。
『SIM グローレ アイアン』で、最も興味深かったのは、直進性能です。
とにかく、真っすぐに飛ぼうとします。これは、多くのアイアンが売り文句にしている機能ですが、『SIM グローレ アイアン』は強烈で、トップクラスです。
『SIM グローレ アイアン』は、飛んで真っすぐ行くアイアンが欲しいゴルファーにオススメです。
線で攻めるアイアンとして、徹底して作られています。そういうアイアンが欲しいオールドゴルファーや女性ゴルファーにオススメです。
スピン性能について、最後になりましたが、最小限です。止まらないというわけではなく、止まろうとはしますが、いわゆるバックスピンでボールが戻るようなことはないというレベルです。
ランを含んだ飛距離性能は、ぶっ飛び系アイアンに匹敵します。
『SIM グローレ アイアン』は、頭を使ってゴルフができるゴルファーに使ってほしいクラブです。
試打ラウンド中に、点で攻めるゴルフをするなら、他のアイアンを使うべきだとい
う潔いメッセージすら感じました。
アイアンが苦手なゴルファーの何割かは、技術的に不可能なのに点で狙うゴルフをして自滅しています。線で攻めるゴルフは、やってみると楽しいですし、面白いのです。
『SIM グローレ アイアン』は、多くのゴルファーに、本当の自分のゴルフを見つけろ、と言っているように思えるアイアンです。
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