パターヘッドの重量・バランスを考える
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今月は、現在私がTGFで行っているパッティングストローク分析を皆さんに分かりやすく説明していきたいと思います。
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一般的に短いストロークでタップ式に打つ人は軽いヘッド重量・バランスで、長いゆったりとしたストロークをする人は重いヘッド重量・バランスが良いと言われています。これもストロークの種類に合わせるとその方がやりやすいということになるのだと思います。
やはり重いヘッド重量・バランスではタップ式でインパクトを作って打つにはヘッドのコントロールが難しくなります。逆にゆったり振ろうと思って軽いヘッド・バランスの物を使うとこれも軌道が安定しないということになります。ですのでゆったり振る大型マレットはヘッド重量が重い物が多いです。
最近はヘッドウェイトの交換で好きなヘッド重量に変えられるパターが増えてきました。ヘッド重量を変えたくなる(変える必要がある)状況は色々なタイミングでやってきます。
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1. 長さを短くした
2. グリップを交換した
3. 自分の打ち方に合わせたい
などがありますね。
1. の場合は長さを短くすると同じヘッド重量ではバランスがかなり軽くなってしまいます。ですので近いバランスを得るには、1インチの増減で10gの増減が必要になると言われています。(根拠はありませんが…)
2. の場合は長さを変えなくてもグリップ重量が変わるとバランスが大きく変わります。ですのでグリップ交換の際は重量の確認が重要です。また重量が同じでも形状によってはバランスが軽くなったような感覚になることもあるので注意が必要です。
3. はストロークの種類によって合うヘッドバランスが変わってくると思っています。タップ式でフォローをそれほど出さない打ち方であれば軽いバランスにしたいのでヘッド重量は軽めにした方が良いと思います。インパクトが無くストローク中にインパクトがあり、その際の加速がないタイプであれば重いバランスが良いので、ヘッド重量は重い方が良いと思います。
次回は32インチから35インチで、ヘッド重量の違いによってどのくらいバランスが変わるかを実験してみようと思います。
実験の条件 【(c)CoCoKARAnext】
下の表が結果の生データです。
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パッティングストローク分析のお客様でまれに32インチが合いそうな結果が出ることがありますが、ヘッド重量が386gでやっとD1.1になっています。
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グラフから読むと
・33インチ/360g D0
・34インチ/350g D5
・35インチ/340g D7
になっていますので、33インチの時は全くバランスが出ていないことになっています。33インチでD5程度のバランスを出すには370gくらいの重量が必要になります。
パターのバランスに関しては、私の場合目安にはしていますが、アイアンやドライバーほど重要視していません。グリップが変わることでヘッドを感じなくなったり(実際にはバランスが出ていても)、ヘッドの形状(重心の高さ)によってもフィーリングが変わるからです。
今回は約65gのグリップ重量のグリップを使用して実験しましたが、この重量が変わってもバランスは変わりますし、厳密にいうとシャフトが変わってもバランスは変わってきます。
自分も同じグリップでのバランスの違いは多少感じられるかもしれませんが、太いのに軽い SuperStroke Slim 2.0 などは、バランスが出ているはずなのにバランスがかなり軽くなった感じがしてしまいます。
同じバランスのグリップが異なる2種類のパターを持っていただき、どれだけの人がどう感じるかという実験も面白そうですね。
パターにおけるバランスという数値は、自分が振りやすいと思えばなんでも良いのかもしれません。パターの長さ調整の際の参考にしていただければと思います。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
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