世界最高齢のヨガインストラクターが語った「優雅に歳を重ねるための7つの秘訣」

ヨガジャーナルオンライン

【Robert Sturman】

世界最高齢のヨガインストラクターとして知られ、2020年2月に101歳でその人生に幕を閉じたタオ・ポーション=リンチ。彼女が生前に語った「優雅に歳を重ねるための7つの秘訣」はどれも毎日の練習に取り入れられるものばかり。さっそく今日から始めてみよう。

秘訣その1:日の出前に起床する

「私は日の出より早く起きます。朝日が昇るのを見たいから」とタオ・ポーション=リンチは言う。「自然を観察していると生命力を感じます。窓辺で空を見ながら『今日は人生最良の日になる』と自分に語りかけるの。時には日記を取り出して、心に浮かんだことを書き留めています」

秘訣その2:感謝を忘れず、ポジティブに

彼女は幼い頃から、感謝をしてポジティブでいることの大切さを教わってきた。「私は叔父と叔母に育てられました。叔父は毎朝こう言っていたわ。『今日は素晴らしい日だ』って。私もいま同じように朝を迎えています。微笑みながらね。ポジティブな姿勢は長生きの秘訣だと思っています」

秘訣その3:今日できることを明日に延ばさない

彼女が何かをする時は『すぐに実行する』。決して先延ばしにしない。「ただ座って待っていたり、時間を無駄にするのが嫌なの。必ず午前中にヨガ、午後にダンスの練習をしています。ヨガティーチャーと現役社交ダンサーとして世界最高齢のギネス記録を頂けたのは、たぶん練習を欠かさないからよ」

秘訣その4:ヨガの真の目的を忘れない

「ヨガは人生に喜びをもたらします。ポーズの練習だけがヨガではありません。内なる自分を表現し、他の人たちとワンネス(一体性)を体感するための実践です」

秘訣その5:障壁があれば押しのける

彼女は幼い頃からずっとヨガと共に生きてきた。「初めてヨガに出会ったのは7歳の時でした。当時住んでいたフランス領インドの家のそばの海辺に散歩に行ったら、砂浜で男の子たちがヨガを練習していたの。新しい遊びだと思って、その動きを真似してみたわ。その晩、叔母に話すと、それはヨガといって男の子がやるものよ、と言われました。1925年はそういう時代だったの。でも私は『男の子ができるなら、女の子もできるはずよ』と叔母に言いました。8歳になる頃には、遊び時間はいつも男の子たちと浜辺でヨガをしていたわ」

秘訣その6:好きなことをする

「ヨガを教えるようになったのは、私が毎日ヨガを実践していると知った友人たちから一緒にやりたいと言われたのがきっかけです。肉体的にも精神的にも無理だと思っていたことが自分にできるとわかった時の生徒たちの笑顔を見ると、教えていて本当に良かったと感じます」

秘訣その7:老いることを恐れない

「100歳になったけれど特に変わったことはありません。恐れもないわ。ヨガの練習はずっと続けるつもりよ。だって人生のダンスだもの! 呼吸を通じて根源的なエネルギーを得ていれば、どんなことも可能にできます」
translation by Sachiko Matsunami
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