【新日本プロレス】辻陽太×上村優也の初対談!二人の必殺技へのこだわりは?(後編)

チーム・協会

【新日本プロレスリング株式会社/山本正二】

野毛道場で切磋琢磨するヤングライオン・辻陽太選手と上村優也選手の初対談が実現。

後編ではヒートアップする両者が二人の必殺技へのこだわりを熱弁!

撮影/山本正二


※以下、辻陽太選手×上村優也選手対談(後編)の序盤を無料公開!

辻「プロレスラーとしてメキシコのプロレスを学んでおくことは、絶対に自分の中でも大きな経験となると思うんです」

【新日本プロレスリング株式会社/山本正二】

――前編でもおっしゃっていたように、上村選手はIWGPジュニアヘビー級王者に挑戦という目標を掲げていますが、辻選手はいかがですか?

辻 ボクはヘビー級で闘う選手としてジュニアの人には負けたくないです。

――辻選手はヘビー級志望として、同じようにIWGPヘビー級王者への挑戦ということに関してはいかがですか?

辻 まず、いまヤングライオンのボクが「ベルトに挑戦したい」って言って挑戦できるようなベルトであってほしくないんですよ。だから、ボクが海外遠征行くなり修行をして、そのベルトと同じ価値のある選手になった時に「闘わせてください」ってアピールしたいですね。なので、いまベルトを獲ろうとか思ってなくて、少しでもベルトに近づけるように自分を高めたいです。

――この話を聞いて上村選手はいかがですか?

上村 いや〜、さすがです。自分もまだまだ身体を大きくしたいですし、力を高めたいんですけど、若手がチャンピオンに挑戦したことがないと思うので、そういう意味でやっぱり挑戦したいですね。

――なるほど。辻選手は『G1 CLIMAX』に出場したいという想いはありますか?

辻 正直、いまの段階で出たいっていうのはないですね。いまの自分が『G1』に出たところでほかの選手と対等に闘える気がしないですし、『G1』の位置に自分がまだ届いてないので……。

――ベルト挑戦と同様ということですね。

辻 そうですね。ボク、アメフトでクォーターバックをやってたんですけど、試合前にゲームプランとかを作るんですよ。そこで「自分たちに何ができるか」ってフォーカスするんですけど、そこで自分たちができないことをやろうとしても絶対に上手くいかないので、自分が頑張って手を伸ばせば届く範囲の闘いっていうのを意識するんですよ。

――自己分析をすると、まだまだ力が足りないと。

辻 そうですね。それにそんな簡単に出場できるものであってほしくないですしね。

――先ほど、海外遠征という言葉もありましたが、どの国で修行を積みたいという希望はありますか?

辻 ボクはメキシコのCMLLに行きたいですね。

――ちょっと意外ですけど、CMLLを第一希望に挙げた理由というのは?

辻 ボク、こう見えてルチャが好きなんですよね。あの華やかさと飛び技も好きですし、ジャベとかも「どうなってんだ?」っていう日本だと見ないような技もありますし、プロレスラーとしてメキシコのプロレスを学んでおくことは、絶対に自分の中でも大きな経験となると思うんです。

――上村選手はいかがですか?

上村 ボクはもうちょっとヤングライオンでやりたいこともあるので、さっき言った闘いたい人たちとの対戦を経てから、海外遠征に行きたいですね。自分はイギリスのスタイルとか好きなんですけど、行けるならいろんなところに行ってみたいです。もちろん、ルチャも勉強したいですね。
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著者プロフィール

1972年3月6日に創業者のアントニオ猪木が旗揚げ。「キング・オブ・スポーツ」を旗頭にストロングスタイルを掲げ、1980年代-1990年代と一大ブームを巻き起こして、数多くの名選手を輩出した。2010年代以降は、棚橋弘至、中邑真輔、オカダ・カズチカらの台頭で再び隆盛を迎えて、現在は日本だけでなく海外からも多くのファンの支持を集めている。

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