ピッチショットはヘッドから動かして、コックを早く大きく使う

Gridge(グリッジ)

【getty】

ボールを高く上げるには、もちろんロフトのあるサンドウェッジやロブウェッジを使用します。

ピッチショットは普段ほとんど使うことのないアプローチショットですが、バンカーや池越えなどで、ピンがすぐそばに切ってある場面などで威力を発揮します。

グリップをいつもより緩く握る

【getty】

まず、ピッチショットで大事なのは手首を柔らかく使うことです。

通常のショットよりもコックを使って打つので、まずはグリップをいつもより緩く握ることから始めましょう。

アドレスは、拳1個分程度の狭いスタンスで、自分の打つ弾道をイメージします。

弾道の頂点を見ながらアドレスすれば、少しだけ右肩が下がった構えになります。

ヘッドを先に動かすと、手首を柔らかく使える

【getty】

クラブの軌道は大きな円ではなく、U字型の軌道を描くので、テークバックはいつまでも後方には引きません。

クラブヘッドが右足を通過した辺りから急角度に上昇していくので、始動のきっかけは肩や手ではなく、一番先にヘッドを動かすつもりでいれば、手首を柔らかく使うことができます。

この感覚でスイングを始動すれば、テークバックの早い段階にコックを開始し、左腕が9時(地面と水平)の位置ではクラブが垂直に近い形になります。

右足体重のまま振り下ろす

【getty】

振り幅は、距離に対して大きめのトップをつくります。

ボールが高く上がる分、パワーが上方向に使われるので距離が出ません。

ダウンスイングでは急に体重移動せず、右足体重のまま振り下ろします。

U字型の軌道を意識しながら、クラブフェースの上をボールが滑っていく感覚を持つといいでしょう。

フォロースルーでも手首を柔らかく使い、クラブを垂直に納めます。

柔らかいグリップと、打ち急がないことが、このショットのポイントになります。

ここぞという場面でフワッとしたピッチショットが決まると快感です。

まずはアプローチ練習場などで十分に練習してから、実戦でトライしてみましょう。
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