【痩せる和風スープ】腸内環境を整えて賢くダイエット!野菜たっぷりさつま汁

ヨガジャーナルオンライン

【Kazuki Maruo】

旬の食材、発酵食品…先人たちの知恵や工夫がたっぷり詰まった「和食」は、私たちを健やかな心身に導き、腸内の環境を改善することでスリムな体形も叶えてくれます。食の欧米化が進んだ現代社会で、今こそ昔ながらの「和ごはん」に立ち返りませんか?一汁一菜でなくてもOK!手軽に日常の食卓に取り入れられる和風スープレシピを、管理栄養士の圓尾和紀さんが連載形式で教えてくれます。

鹿児島県が生んださつま汁で食物繊維をしっかりとろう

世界の大きな国から見ると決してその国土は広くない日本ですが、そんな日本の中にも各地域に特色のある汁物・スープがたくさんあります。その一つが今回ご紹介する さつま汁 です。さつま汁はその名の通り、薩摩(さつま)、つまり九州の鹿児島県で生まれた伝統食で、見た目は豚汁と煮ているのですが、豚肉ではなく鶏肉が入るのが特徴です。
もともとの発祥は鶏同士を戦わせる闘鶏で負けた鶏をさばいて野菜とともに煮て食べたということから始まったそうです。鶏肉でたんぱく質がとれるのはもちろん、一緒に入る野菜などから食物繊維もしっかりとることができます。食物繊維は腸内環境を整える上で欠かせない栄養素で、最近では腸内環境が悪くなると太りやすくなり、逆に腸内環境が良いと太りづらくなるということも分かってきました。
ダイエットではついつい食事を制限するほうばかりに意識が向きがちですが、食物繊維のような栄養素をしっかり食べてとることも意識すれば、賢くダイエットできるようになりますね。
鶏肉と一緒に入る野菜などの具材は、今回ご紹介したもの以外にお好みで何でもオーケーです。もともとの料理の発祥がかなり野性的なものなので、あまり難しく考えず気楽に作ってみましょう。このような煮込む料理はたくさん作ったほうが美味しくできるので、多めに作ってちょっとした作り置きにしておいても良いですね。

さつま汁の作り方

材料(二人分)
・鶏もも肉 60g
・にんじん 40g
・大根 60g
・こんにゃく 50g
・葉ねぎ 2本
・油 小さじ1
・水 300cc
・昆布 3センチ
・麦味噌(普通の味噌でも) 大さじ1と1/2
つくり方
1. 鶏もも肉は一口大に切る。にんじんは厚めの半月切り、大根は厚めのいちょう切りにする。ねぎは小口に切る。こんにゃくは手で一口大にちぎる。
2. 鍋に油を熱し、中火で鶏肉を炒める。鶏肉の色が変わったら、にんじん、大根、こんにゃくを加えて油が回るまでよく炒める。
3. 鍋に水と昆布を加え、湧いたら弱中火で具材に火が通るまで煮る。昆布を取り出して麦味噌を溶く。器に盛り、ねぎを散らす。
出汁素材に昆布を使っていますが、鶏肉からうま味が出るので、水だけでもそれなりに美味しくできます。味噌は普通の味噌でも十分美味しくできますが、さつま汁を生んだ地域でよく使われている麦味噌を使うのが気分ですね。
ライター/圓尾和紀
株式会社ふること代表。管理栄養士、フードコーディネーター。“伝統食の良いところを現代に取り入れる“をコンセプトに活動している。著書『一日の終わりに地味だけど「ほっとする」食べ方』がワニブックスより発売中。
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著者プロフィール

世界のヨガ情報を発信するニュースメディア。ボディメイクに役立つポーズや不調を解消するメソッドのほか、ファッション、ヘルシーフード、ヨガを愛する著名人へのインタビューなど、ビューティ&ヘルス系の最旬トピックスを配信します。

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