父ステイゴールドの血が海外GIで覚醒 快挙ウインブライト12月香港Cにも期待

JRA-VAN

勝ち時計1分58秒81はレコードタイム

地元のファンは12月香港カップで再びウインブライトが参戦するのを待ち望んでいるだろう 【Photo by Kazuhiro Kuramoto】

 終わってみれば1番枠を引いたウインブライトが優勝、6番枠からスタートしたエグザルタントが2着、3着リスグラシューが4番枠と真ん中より内の枠を引いた馬たちが好結果を残し、8番枠より外からスタートした馬たちは、揃って8着以下に沈んだ。このコースでの外枠不利が改めて浮かび上がった。

 勝ち時計の1分58秒81は、このレースで9着だったイーグルウェイが持っていたレコードタイムの1分59秒30を約0秒5短縮した。重賞を連勝して力をつけての香港入りだったが、日本のG1競走ではどうしても歯が立たなかったウインブライトが、見違えるような強さを見せたのはシャティン競馬場との相性の良さか、或いは血の成せる技か。ゴールドシップなどステイゴールドの代表産駒を思い浮かべると2000m以上のレースでの活躍も期待できそうだが、HKJCとファンは12月の香港カップ(芝2000m)での再訪を待ち望んでいるだろう。

世界のマイル王・ビューティージェネレーション堂々の9連勝

 この前に行われたチェアマンズスプリントプライズは前述のようにビートザブロックが3番手から抜け出して優勝。自身2度目のG1制覇を飾った。単勝1.05倍という断然人気となったビューティージェネレーションが出走したチャンピオンズマイルは、ウィンクスの引退で、芝マイル部門のトップに立った本命馬が2着のシンガポールスリングに1馬身半差をつけて堂々の逃げ切り勝ち。9連勝で、次の一手が注目されることとなった。

(サラブレッドインフォメーションシステム 奥野 庸介)

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