【実際のプレイから学ぶバスケットボールスキル Vol.3】使い方は無限!インサイドアウトとは

SOMECITY

【写真提供:SOMECITY】

今回の紹介するスキルは「インサイドアウト」です。
片手でボールで一度内側に入れてから外側に切り返すドリブルスキルで、基本的にはクロス系のドリブルのカウンタームーブとして使える技術になります。
ドリブルの強弱やドリブルをつく位置で変化をつけたり、インサイドアウトから派生するドリブルコンボもあり、使い方は自由自在ですが、今回は相手を大きくずらすためのインサイドアウトを見てみたいと思います。

以下、3つのポイントに分けて説明します。

1 セットアップ(技にかかるよう仕組む)
2 インサイドフット
3 他のバリエーション

1 セットアップ(技にかかるよう仕組む)

右手で相手DFの左方向へプッシュクロス(ななめ前方へ押し出すクロスオーバー)気味の動作で相手を釣っています 【SOMECITY】

インサイドアウトドリブルの前に、相手をセットアップ(技にかかるよう仕組む)する必要があります。
この動画では、右手で相手DFの左方向へプッシュクロス(ななめ前方へ押し出すクロスオーバー)気味の動作で相手を釣っています。
この際に右肩を同時にしっかりと入れることで相手をより反応させることが出来ます。

2 インサイドフット

インサイドフット(この場合は左足)の強い切り返しが重要です 【SOMECITY】

相手がクロスのフェイクに反応した後は、ボールを内側から外側にこねるように切り返すのと同時に
インサイドフット(この場合は左足)の強い切り返しが重要です。
このステップが弱いとシュートまで持っていくために必要な距離(セパレーション)が作り出せません。

3 他のバリエーション

インサイドアウトが読まれてしまった場合は、クロスオーバー、バックビハインド、スピン系のドリブルスキルが更にカウンタームーブとして用いられることが多いです。
片手で完結するドリブルスキルなので、ボールを無くすまたはスティールされるリスクは少ない上、様々なドリブルスキルと組み合わせることも可能なスキルです。
特にクロスオーバーや切り替えしを待っている相手にはとても有効です。
また、ハーフコートだけでなく速攻でボールプッシュしている時にも応用できるドリブルスキルです。

【SOMECITY】

K-TA

東京をベースに国内国外問わず様々な場所でプレーするストリートボーラー。
ストリートから社会人クラブバスケットボール、3x3(3人制バスケットボール)まで活躍の場は多方面に渡り、それぞれのカテゴリーで日本トップの実力を誇る。
幼少期を過ごしたアメリカでの体験を元に「バスケットボールを日常へ落とし込んでいく」べく、ストリートボールリーグ「SOMECITY」の発起人の一人として立ち上げから運営に携わるオーガナイザーでもあり、ストリートボールブランド「ballaholic」が主宰するバスケットボールスクール「Asphalt Roots」のコーチも務める。
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著者プロフィール

SOMECITYは、様々な街で創り上げられる「バスケットボールを究極に遊ぶ(=ストリートボール)」リーグ。 2007年12月の誕生から現在に至るまで、日本のストリートボールシーンを牽引しながら成長をし続けている国内最高峰・最大規模のストリートボールリーグです。

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