良血馬の勝ち上がりが目立った阪神JF週 名牝ブエナビスタの愛娘への★評価は…

競馬専門紙「優馬」

将来性豊かなディープ牝馬 メッシーナ

鋭い末脚を繰り出したメッシーナ(黄帽)が2戦目でV(撮影:日刊ゲンダイ) 【(C)競馬専門紙「優馬」】

12/8(土) 中山4R 2歳未勝利 芝1800m
メッシーナ 牝 馬体重:468kg(-2)
★★★★★ 5点
騎手:戸崎圭 厩舎:(美) 萩原
生産:ノーザンファーム
馬主:サンデーレーシング
父:ディープインパクト
母:シユーマ(Medicean)

 五分のスタートからスムーズに中団へ。道中のペースは決して速くなく、直線入口でリードを広げた逃げ馬の勝ちパターンに見えたが、1頭だけ違う脚色でグイグイ伸びてきたこの馬がゴール前でアッサリ交わし切った。初戦は伸び切れなかったが、2戦目でキッチリと変わり身を見せた。

馬体診断
 初戦時から大きく変わった訳ではないが、落ち着きという点に関して言えばかなり良化。しっかりとした骨格にボリュームのある馬体は牝馬らしからぬモノ。初戦の東京コースではキレ味勝負になったが、やや時計のかかる馬場だった今回の中山は合っていたと言えそう。多少、馬場が渋っても対応できるタイプ。

血統診断
 母シユーマは芝1600mの英GI・サンチャリオットS、続く芝2000mの英GI・EPテイラーSを連勝。母父Mediceanも芝1600mと芝2000mの英GIを勝っている。本馬の上に2頭の全兄がいて、ヘリファルテは6戦4勝で現1600万クラス。ブレステイキングもまた現1600万クラスでセントライト記念4着がある。兄2頭を見ると、完成時期はやや遅めだろうか。

馬券の狙い目→牝馬ながら芝2000m以上が合っていそう。ただし、本格化はまだ先に映るので、気長に待ちたい1頭。

2/3ページ

著者プロフィール

競馬専門紙「優馬」のスペシャル競馬サイト。トレセンや競馬場という現場で記者やトラックマン達が仕入れてきた生情報を元に、予想記事やコラム記事を掲載しています。さらに、競馬ファンのニーズに対しダイレクトに応えていくようなコンテンツも展開。

新着記事

編集部ピックアップ

コラムランキング

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント