南野「自分ができることを100%やる」 国際親善試合 パナマ戦後のコメント

スポーツナビ

原口元気(ハノーファー/ドイツ)

原口は「若い選手からはやってやるという気持ちが感じられた」と若手の姿勢を評価 【写真:森田直樹/アフロスポーツ】

「若い選手からはやってやるという気持ちが感じられた」

 やっぱり、新たなスタートという感じがしました。メンバーもそうだし、監督もそうだし、チームの雰囲気もそう。若い選手からは、やってやるという気持ちが感じられるし、今までいた選手も、また新しいスタートという意味ですごくパワーを感じていたので、チームとしてすごくポジティブなパワーを感じていました。

(前半は攻めあぐねている中で、相手がリズムを持ち始めているところでの先制点だったが)本当に悪くない相手でした。特に前半に関しては、1つ1つの球際が強かったし、かわしてくるところもパワーがあって、なかなかつかみにくい相手ではありました。最初はそこにうまく対応できていなかったので。ブレずに、慌てずにやれたかなとは思うし、攻撃に関しても、大きなチャンスをなかなか作れない中でも慌てずに、しっかりチャンスをうかがいながらできたかなと。

(得点にも絡んだが、後半は良さを出せた?)間延びしてきて、僕らだったり、センターFWにボールが入るようになって、形としては作りやすくなったし、その中でサイド、中といいリズムで攻撃できていました。

冨安健洋(シントトロイデン/ベルギー)

A代表デビュー戦となった冨安(右)。槙野(中央)から声を掛けられたという 【写真:森田直樹/アフロスポーツ】

「同世代の選手の活躍も刺激になっている」

 いろいろな先輩方から「どんどん思い切ってやれ」と声を掛けてもらって、槙野(智章)さんも常に試合中に声を掛けてくれてましたし、「楽しんでやれ」と言ってくれていたので、思い切ってやれました。

(前にボールを出すことを含めて、チャレンジし続けた?)そうですね。僕のサイドからの方が入れやすかった状況でしたし、数的優位も作りやすい状況だったので。縦パスというところは、(所属先の)ベルギーでも求められているところではあるので。でもベルギーより、より運びながらという部分はありましたけれど、感覚的には悪くなかった。今後はもっと難しいシチュエーションも出てくると思うので、もっともっと良くできるようにしていきたいです。

(90分間の評価は?)まずは無失点に抑えられた。無失点というのは、毎試合毎試合求めているところなので、良かったとは思いますけれど、細かいミスもありましたし、決してパーフェクトなゲームでもなかったと思うので、また映像を見返しながら反省して次に生かしていけるようにしたいです。

(19歳でA代表デビューだが)堂安(律)も同い歳ですし、誕生日がまだきていないだけで、同世代にはたくさん良い選手がいて、そういう選手の活躍も刺激になっています。そういう人たちにも負けないようにと思いながらやっているんで、切磋琢磨(せっさたくま)しながら、やっていければいいと思います。

(ベルギーに行ったからこそ、手ごたえを感じた部分はあった?)もちろんベルギーでプレーできていなかったら、まずA代表に選ばれていないと思いますし、(クラブでも)試合に出させてもらっているので、今はその経験が生きていると思います。

青山敏弘(サンフレッチェ広島)

「大事なのは結果。次にどうつなげていくか」

(最終スコアは)3−0なので、良いと思うんですけれど、この間(9月のコスタリカ戦)よりミスも多かったし、前入った時のような良いリズムもなかったので。ただ大事なところは結果だと思うし、次にどうつなげていくかですね。

(今日の出来は?)やっぱり前にもっとつけたいんですけれど、どうしても前に入れられなかった。サイドからサイドからになってしまって……。それは別に悪いことではないんですけれど。

(前線との呼吸の問題?)ビルドアップがもうちょっとうまくいけて、高い位置での球回しができればいいかなと思っていたんですけれど、サイドにいった時にどうするか。もうちょっと配球のところで、ボランチ2人で引き出しながらやらなければいけなかったなと思います。

三竿健斗(鹿島アントラーズ)

「代表に慣れてきたのが大きい」

(攻撃面の手ごたえは?)時間が経つごとにつれて慣れてきて、受けてさばくというのができてきたので、あとはワンタッチのフリックで縦パスを入れたり、出した後にもっとFWの近くまで顔を出してゴール前でプレーするとか、そういうプレーの幅を広げられればと思っています。

(後半はかなりエンジンが上がってきた印象だが?)僕はボールを奪って前につけるタイプなので、守備でしっかりとボールを奪えたというのが、自分の中でリズムを作ることができたし、その守備も相手がどんな感じで抜いてくるのかというのも時間が経つごとにつれて感覚的に分かってきたので、そこで対応できたのが一番大きかったかなと思います。

(ハリルホジッチの時代に入ってきた三竿選手とはまた違う存在感を感じたが)そうですね。代表に慣れてきたというのは大きいと思います。招集された当時はすごく気を張っていたので、そういうのが少しずつなくなってきて、周りの選手とコミュニケーションを取って、自分の素を出せるようになってきたのが大きいのかなと思います。

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