三枝こころさんが360°映像で上達! 内藤コーチが教える疲れないスイング

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【写真:築田純】

 芸能界の中でも屈指の女子ゴルファーであるモデルの三枝こころさん。レギュラーティーでのベストスコアが「79」と、男性ゴルファーも顔負けの実力だ。

 そんな三枝さんが、都内某所にある収録スタジオへ。カメラ総数98台でスイングを解析する「360°スイング映像」で撮影し、ドライバーのお悩みを分析。「18ホール、体力が続くスイングを会得したい」ということで、内藤雄士ツアープロコーチが細かくチェックした。


 三枝さんのスイングを見て内藤コーチは「すごい格好いいスイング。アマチュアの人が憧れる」と、さすがの高評価。それでも、3つのポイントを指摘する。

 まずは上体がかなりクローズになっていること。そのため、背骨を軸にした体の回転に対し、やや左肩が上がってしまう。さらにインパクトの瞬間には、右足が早めに浮いてしまい、上体だけでスイングを作っている状態に。そしてフォローの時に左ワキが開き気味で、これがしっかり締められれば、より回転効率が上がるスイングになると説明する。

 現状のスイングでは、背骨を軸にした回転に対し、左肩が上がってしまうため、腕が下から上に向かってフォロースルーが出てしまう。そのため、体の回転スピードが上がりづらくなっている。それを改善するために、肩のスイングプレーンと腕の動きを同調させ、18ホール安定して距離を出せる疲れないショットへと修正する。


 内藤コーチのレッスンを受け、再び「360°スイング映像」で解析。すると内藤コーチも「すごくいい!」と絶賛!

 テークバックの際には「右ももにテンションがかかっている」ことで、下半身にパワーが溜まっている状態に。さらにインパクトでは「肩がローテーションした状態」で向かっていき、左肩が上がらずに回転できている。さらにフォローでは、腕と体が同調したままフィニッシュに向かっており、自然と左にスッと抜け、回転スピードを保ったままのスムーズなフィニッシュに改善された。

 この映像を見て三枝さんも「全然違いますね! (最初のスイングは)フィニッシュの形が、腕が返ってくるまで(時間が)長かったけど、(肩の力が)すっと抜けていて、下にはちゃんとパワーがある感じです」と実感。

「足でパワー、上半身はリラックス」

 これが内藤コーチが教える、18ホールまで距離と方向性が保たれたショットを打つための秘訣だ。


 今回の内藤コーチのレッスンは「効率よくパワーを伝えるための足の使い方」。悪いスイングの場合、左肩が先に上がってしまい、それと一緒に右足が浮いてしまう。そのため、パワーが逃げている状態になる。

 それを改善させるため、まずはクラブを肩に担ぎ、肩とヒジを固定させたまま右足の動きをチェック。左足にはまったく力を入れず、右足にパワーを溜めて、それをインパクトで解放する動きをしてみる。その時、右足は下方向に向かって力を入れるのがポイント。これは下から上にジャンプするイメージで、ジャンプしながら右足がターゲット方向にねじれるとパワーが伝わるスイングになる。
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