福島牝馬Sの穴馬のパターンとは? 過去10年、逃げ・先行馬が波乱を演出

JRA-VANデータラボ

中山牝馬S組の前走着順別成績

表3 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

中山牝馬S組の前走着差別成績

表4 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 最後に中山牝馬S組についても見ておくことにする。同組の前走着順別成績は表3の通り。前走1着馬が芳しくないのは少し気になるが、基本的には同レースで善戦していた馬が有力。特に2着馬は【3.1.1.1】で好成績だ。敗れていても9着以内であれば気にする必要はない。10着以下に敗れている場合は割引が必要だろう。

 念のため着差でも分析しておく(表4参照)。敗れていても0.1〜0.2秒以内の僅差負けならば、ここでは非常に有力。0.3〜0.5秒以内の負けでも十分走破圏内。0.6秒以上の負けになると苦しくなる印象だ。

文:小田原智大(おだわら ともひろ)
1975年6月、東京生まれ。早稲田大学商学部卒業後、業界紙記者を経て、(株)レイヤード入社。ライター&エディターとして活躍。JRA-VANデータの配信初期から、いち早くデータ競馬の有効性に着目する。05年5月より「競馬 最強の法則WEB」にて、障害戦を除く全重賞レースの傾向と対策、予想を展開。「オッズパーク ダートグレードデータ作戦」では、地方競馬の重賞の攻略にも取り組んでいる。仕事の関係でなかなか競馬場には行けなくなったが、年に1、2回行くローカル遠征が楽しみ。

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