スプリングS近5年連対馬の共通項とは? データ分析からの一押しはエポカドーロ
スプリングSの前走着順別成績(過去5年)
表5 【画像提供:JRA-VANデータラボ】
スプリングSの前走からの間隔別成績(過去5年)
表6 【画像提供:JRA-VANデータラボ】
結論
表7 【画像提供:JRA-VANデータラボ】
1番人気が予想されるのが前走朝日杯FSで2着と好走したステルヴィオ。2走前のサウジアラビアRC、前走でともにダノンプレミアムには敗れたものの、自身も1分33秒台の好時計で走破している。コーナー4回の札幌コスモス賞を勝ってはいるが、タイム差なしの辛勝で本質的には直線が長いコースの方が合うタイプだろう。それでも関東馬で相性が良い前走朝日杯FS組ということで連軸には外せない存在だ。
これまでのデータからイチ推ししたいのがエポカドーロ。前走小倉芝2000mの500万下あすなろ賞を勝利しているが、前半速めのラップを刻んで逃げ、結局3馬身半差で完勝した。表1で示した平均ペースの持続力を前走で示しており、今回初の関東遠征でも絶好の狙い目といえる。所属の藤原英昭厩舎が現在リーディング独走と勢いがあるのも好感が持てる点だ。
馬券作戦としてはエポカドーロとステルヴィオの馬連1点にほぼ絞りたいが、連下として前走1着からハッピーグリンとレノヴァール、さらに前走東京芝2000mの500万下を使われたマイネルファンロンの3頭を挙げておきたい。
文:ケンタロウ(けんたろう)
1978年6月、鹿児島県生まれ。早稲田大学社会科学部卒業。初めて買った馬券が大当たりし、それから競馬にのめり込むように。データでは、開催日の馬場やコース適性に注目している。好きなタイプは逃げか追い込み。馬券は1着にこだわった単勝、馬単派。料理研究家ではない。