フラワーC波乱を呼ぶ穴馬の資格とは? 特に注目したい前走脚質と馬体重
過去5年のデータから好走馬、穴馬の特徴を探る
フラワーC近5年の上位3着以内馬一覧
表1 ※2014年は2着同着 【画像提供:JRA-VANデータラボ】
コーナー4回の中山芝1800mらしく毎年先行馬が好走しており、近3年は4コーナー先頭の馬が3着以内に入っている。先週の中山牝馬Sでもカワキタエンカが逃げ切り勝ちを決めたように、ペースが速くならなければ前に行った馬が好走しやすいコースだ。ただし、近3年はアースライズ、ウインクルサルーテ、シーズララバイといった人気薄の差し馬が穴をあけている点は注目しておきたい。
人気面では1番人気馬が昨年のファンディーナら近3年続けて勝利している。ファンディーナは道中2番手から楽に抜け出して5馬身差の圧勝を決めたが、2着には8番人気シーズララバイが激走。3着ドロウアカードとクビ差の4着にも12番人気馬が入っており、1番人気馬が勝利しても波乱の目がある一戦といえる。近5年でも毎年6番人気以下の伏兵が1頭は馬券に絡んでいる。
フラワーCの前走クラス別成績(過去5年)
表2 【画像提供:JRA-VANデータラボ】
逆に前走G3、G1を使われた重賞組の不振が顕著だ。前走G3組は14年2着マイネグレヴィル(前走京成杯5着)のみで、近3年は好走馬なし。これら前走重賞組は上位人気にはなるものの、期待外れのことが多いことを示している。
表3 【画像提供:JRA-VANデータラボ】
また、近2年は前走6〜9着のゾーンから一昨年3着ウインクルサルーテ、昨年2着シーズララバイと穴馬が激走している。両馬は前走芝2000m以上のレースを使われて、今回距離短縮での激走となった。