再現性の高いスイングをするコツは? プロのスイング、ここを真似すべし!【イ・ボミ編】
【写真は共同】
アマチュア最大の悩みがスライス!
再現性の高いスイングのコツは、アップライトなバックスイングにある 【写真は共同】
今季のツアーでパーオン率74.4694%を記録し、日本女子ツアー1位を獲得したイ・ボミ選手。その再現性の高いスイングをするコツは何だろうか?
そのキモとなるのが、アップライトなバックスイングだ。
韓国人選手の多くはメジャー5勝を達成した韓国のレジェンド・ゴルファー、パク・セリ選手の影響を受けている。パク・セリ選手はティーチングプロのデビッド・レッドベター氏に師事し、早めのコッキングによるアップライトなバックスイングを採用した。そうすることでインサイドからダウンスイングを行いやすくなり、ドローボールが打ちやすくなるのだ。そのパク・セリのスイングの系譜が、イ・ボミ選手にも受け継がれている。
スライスの原因はアウトサイドインの軌道にある場合が多い。
スライスを誘発するアウトサイドイン軌道の原因はさまざまあるが、バックスイングがフラットになり、体と腕のシンクロ(同調)が崩れることが原因の一つとなる。バックスイングがフラットだと体の正面からクラブが外れるため、腕でクラブを振り戻す「ボールを打ちにいく状態」となる。
イ・ボミ選手のようにバックスイングをアップライトに修正するだけで、体と腕のシンクロを改善して再現性を高め、ドローを打つことができる。
アップライトなバックスイングを行うコツは、左手の親指(※右打ちの場合)を立てるようクラブを上げることだ。左腕が地面と平行のポジションで、飛球線後方から見てグリップエンドがボールの内側を指しているか確認したい。その時、クラブが軽く感じられるかもチェックすると良いだろう。
その後、ループを描くようにダウンスイングをインサイドから下ろし、卓球のドライブのようにフェースをローテーションすることでドローを打つことができる。
※この記事は2017年1月6日にスポーツナビで配信した記事を再掲載したものです
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